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イー・エージェンシー、EC支援プラットフォーム開始

2020/10/15

(株)イー・エージェンシーは年10月15日、同社のシンガポール現地日系グループ会社EASG PTE. LTDが開始した、インドネシアほかASEANで低コストで倉庫業務を効率化し、在庫管理を一元化できるEC支援プラットフォーム「ECウェアハウス」について、日本での取り扱い窓口を開始すると発表した。

インドネシアをはじめASEANでは、ECフルフィルメントに関して同日発送や同梱発送をするケースが多く、ECならではの迅速かつシンプルな対応が求められている。販売チャネルが複数のEC店舗や実店舗にまたがると在庫管理はより複雑化するため、倉庫業務と在庫管理の効率化が必要になる。

「ECウェアハウス」は単一の倉庫への商品仕分けから顧客への発送までに必要な管理作業を見える化し、すべての販売チャネルの在庫をリアルタイムで一元管理することができるもの。受注情報と顧客情報を一元化することで需要に応じた供給を効率化して在庫切れを防ぎ、先入れ先出し方式で製品の損傷や劣化を防止して在庫を最適化する。

「ECウェアハウス」は現地で数多くの実績を持つ、EASG独自開発の統合型ECクラウドプラットフォーム「ECCS」の機能を分割し、サービス化したもの。すでに無料で簡単にECサイトを開設し、主要ECモールに出品できる「ECインスタント」や、主要ECモールに出店したEC店舗を一元管理できる「ECインテグレート」、自社ECサイトを開設し、実店舗と一元管理できる「ECショッピングカート」も開始している。今後はロジスティクスや配送コストを管理する機能等をモジュール化し、必要に応じて組み合わせて利用できるサービス群として提供する。

イー・エージェンシーはEASGとともに、今後も高い成長が予想されるインドネシア・シンガポールをはじめASEAN各国において、Withコロナ時代の到来により日本以上に加速するDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応して、日本企業や現地企業のEC展開を支援し、ビジネスの適応と成長を支援。現地に製造工場や販路を持つ企業はもちろん、拠点や代理店を持たない企業によるEC進出も支援する。

●低コストで倉庫業務を効率化し、在庫管理を一元化できるEC支援プラットフォーム「ECウェアハウス」
https://www.eccs.global/ec-warehouse

●EC支援プラットフォーム「ECウェアハウス」の特長
(1)倉庫への商品仕分けから顧客への発送までに必要な管理作業を自動化し、すべての在庫をリアルタイムで一元管理できる。
〇入庫商品の一括管理
入庫商品は管理画面よりバーコードリーダを使用して登録し、自動的に一括管理できる。倉庫階層の設計、倉庫内部屋棚の設計および、仕分けの最適化を行い、倉庫内作業の大幅な時間短縮とコストの削減を実現する。

〇受注情報の一元管理
複数のEC店舗や実店舗からの受注情報にもとづいて、ピッキングオーダーから、送付先住所やラストマイル業者を指定した送付用ラベルの印刷までを自動的に行う。各EC店舗の管理画面で行っていた受注作業は、単一の管理画面で一元管理できる。

〇在庫情報の一元管理
複数のEC店舗や実店舗からの受注情報にもとづいて、すべての販売チャネルの在庫情報を自動的に更新し、一元管理できる。在庫商品の劣化を未然に防ぐ先入れ先出し(FIFO)管理等、ECフルフィルメントに最適な在庫管理を実現する。

(2)倉庫業務の進捗と在庫情報を管理画面で可視化し、リアルタイムで管理できる。
〇倉庫業務の作業の進捗を一元管理
・商品在庫の受け取りと確認、仕分け (バーコード入力、マニュアル入力)
・アロケーションアウト、商品のピッキング
・梱包と配送

〇在庫状況を一元管理
・在庫の流れ
・低在庫品アラート
・在庫商品リスト(商品の詳細な格納場所、数量、および移動の概要)

(3)低コストで倉庫業務を効率化し、在庫管理を一元化できる。
〇主な利用料金
・販売手数料:無料
・初期費用:無料
・月額費用
10商品(SKU)まで:月額100万ルピア(=7,000円)
1商品(SKU)追加:月額3,000ルピア(=21円)
保管場所と在庫数量の追加:月額200万ルピア(=1万4,000円)
在庫変動履歴の閲覧期限解除:月額350万ルピア(=2万4,500円)
※為替レート:1ルピア=0.0070円(2020年10月15日時点)

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