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GROUND、自社開発AI物流ソフトウェア提供開始

2020/09/28

GROUND(株)は9月28日より、物流施設における業務ナレッジや内部・外部データを蓄積・解析し、在庫保管効率や物流作業効率を向上させるAI物流ソフトウェア「DyAS(ディアス)」の提供を開始する。
 
「DyAS」は物流業界に対して、従来の手法ではなく抜本的な合理化と価値創出を実現するソフトウェア。同ソフトウェア内の「拠点内在庫配置最適化(Dynamic Inventory Allocator)」および「リソース配分最適化(Dynamic Resource Allocator)」モジュールに使用されているアルゴリズムは、日本国内で特許を取得している。

GROUNDはこれまでにトラスコ中山(株)および三菱倉庫(株)とそれぞれ「DyAS」の共同実証実験を行い、 両社の物流施設内作業の生産性向上に寄与した。

また、現在では日本ユニシス(株)と共に「DyAS」を基盤とした物流エコシステムの創出を目指している。

●「DyAS」概要
<構成> 
「DyAS」は以下の3モジュールおよび可視化ツールで構成される。 

・3モジュール 
(1)「拠点内在庫配置最適化(Dynamic Inventory Allocator)」
(2)「リソース配分最適化(Dynamic Resource Allocator)」
(3)「シナリオプランニング(Scenario Planning)」

・可視化ツール「Intelligent EYE)」

<特長> 
・作業量を基に、限られた要員でアイドルタイム極小化しながら遅滞なく作業を完遂するための最適な要員計画を作成できる。 
・物流センター内のレイアウトや動線ルールをデジタル化し、倉庫管理システム(Warehouse Management System)の入出庫作業指示データと組み合わせることにより、 作業者の移動距離を最短化する入出庫作業指示を作成する。 
・物流倉庫で保管されている商品の出荷傾向と、 保管商品の荷姿※4・重量、 そして在庫ロケーション容積や庫内レイアウトなどの物理的制約を加味し、 保管効率と作業効率をバランスよく向上させる。 
・直感的に理解しやすいUIを採用することにより、作業進捗や要員配置状況、作業量などをリアルタイムに把握することが可能となるため、倉庫内のスループットの向上や計画通りの作業遂行を実現する。 

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