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KCCS、NEDOの自動走行ロボ配送公募事業に採択

2020/09/03

京セラコミュニケーションシステム(株)(KCCS)は9月2日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する「自動走行ロボ ットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」に採択されたと発表した。

同社はニューノーマル社会におけるヒト・モノ・サービスの移動に関わる課題解決と地域社会の持続的発展への貢献を目指し、同事業において2021年5月から北海道石狩市石狩湾新港地域の公道における無人自動配送ロボットによる地域内シェアリング型配送サービスの開発・実証を行う。

本実証では小売店の商品や企業間で輸送する貨物等を「無人自動配送ロボット」による地域内シェアリング型サービスで配送。コロナ禍における「遠隔・非対面・非接触」配送の実現と地域生活者の利便性向上、地域の輸送要員不足の解消を目指し、本サー ビ スの有効性・効率性・安全性・社会受容性を評価・検証する。

テストベッドとなる石狩湾新港地域は企業数650社・就業者数約2万人を有する敷地面積約3,000ヘクタールの工業地域。今後も企業数・就業者数のさらなる増加が見込まれているが、広大な敷地のため貨物の輸送要員不足が将来的に懸念されている。本実証は石狩市およびスマートコミュニ ティの研究に取り組む早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科の小野田弘士教授の協力のもと実施する。

KCCSはAI・IoT・5G・再生可能エネルギー等の研究開発とその技術活用によって地域・社会の課題を解決し、SDGsの実現を通して社会に貢献することを目指す。

●KCCS実証実験概要
公募事業
名称:自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業
NEDOサイト:https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101347.html
事業者名:京セラコミュニケーションシステム(株)(KCCS)
テーマ:工業地域向けロボットシェアリング型配送サービスの実現
実施期間:2021年5月~9月(予定)
実施場所:北海道石狩市石狩湾新港地域
その他:本実証で想定する輸送貨物
・コンビニエンスストア等の小売店舗に注文した商品(B2C)
・企業間で輸送する製品・資材品等の貨物(B2B)

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