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フレームワークス/MUJINが倉庫自動化で業務提携

2020/08/28

大和ハウスグループの(株)フレームワークスと(株)MUJINは8月28日、産業用ロボットを用いた倉庫自動化ソリューション事業の協業を目的として業務提携契約を締結した。

「With コロナ」「Post コロナ」の社会では、国内の労働人口の減少傾向に加え、物流需要の大きな変動という不確定な状況にさらされているほか、商品からの感染や仕事環境での感染を恐れる心理も相まって、従来以上に機械・ロボットの活用と、変化への柔軟な対応が必要となり、ますます省人的・非接触的で、かつ変化に強いソリューションのニーズが高まっていくと考え、今回の業務提携を通して、従来より物流・製造現場において多くの知能ロボットによる自動化実現の実績のあるMUJINと、物流業界の知見に加えて物流ロボットコントロールの知見を有する、業界でも数少ないプレーヤーであるフレームワークスは、両者の強みを融合させ、劇的な社会の変化を支えていく方針。

本提携を受けて、MUJINが企画・販売を推進する小売業向け「知能パレタイズ(積み付け)ロボット+AGV自動化ソリューションパッケージ」に組み込むWCS(※)を、フレームワークスがOEM供給する。
※「Warehouse Control System(倉庫制御システム)」の略。倉庫内設備を制御することに特化したITシステムで、マテハン機器やIoT機器をリアルタイムに遠隔制御し、最適なスケジュールでの入出庫を可能にする。

●知能パレタイズ(積み付け)ロボット+AGV自動化ソリューションパッケージ概要
知能パレタイズロボットと複数のAGVを組み合わせ、従来は技術的に不可能だった過酷な積み付け工程を自動化できるソリューションで、標準化により圧倒的なコストパフォーマンスを実現する。
・オーダーデータから、積み付けパターンを出荷什器(パレット・かご車・カートラック)単位に生成
・AGVによる保管エリアからの出荷ケースが載ったパレットを搬送
・知能ロボットによるケースのパレット・かご車・カートラックへの積み付け
・積み付け完了後の自動排出(オプション)
・空荷のパレット・かご車・カートラックの自動セット(オプション)

一方、フレームワークスが提供するWCSは、次世代ロジスティクスプラットフォーム「Connected Warehouse」をベースに開発。「Connected Warehouse」はマテリアル駆動というコンセプトのもとに開発された基盤ソフトウェアで、物流におけるモノ(マテリアル)に焦点をあて、その状態とそれに応じたタスク(作業)を整理することで機能実装していく業界初のソリューション。従来の作業を前提に機能を作りこむソフトウェアと比較し、自動化設備導入時の流れをシンプルに構築でき、設備の追加導入、ロボット種やライン数の変更、業務プロセスの変更が容易に実現できるソリューションとなっている。

●MUJINの知能パレタイズ(積み付け)ロボット+AGV自動化ソリューションpackage

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