[最新ニュース] IT・マテハン

ヤマトシステム開発、ファーストキッチンへ「マルチ電子マネーサービス」を導入

2014/03/18

ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発(株)(本社:東京都江東区)とヤマトフィナンシャル(株)(本社:東京都中央区)は、ファーストキッチン(株)(FK、本社:東京都新宿区)へ1台で複数の主要な電子マネー決済ができる「マルチ電子マネーサービス」の提供を4月1日から開始すると発表した。ハンバーガーショップ業界で、交通系電子マネーを含む複数の電子マネー(「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOICA」「manaca」「ICOCA」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」(以上交通系電子マネー)「nanaco」「楽天Edy」「WAON」)を1台の端末で決済できるサービスを導入するのは今回が初めてとなる。

電子マネーの利用は年々増加し、2012年の電子マネー(「nanaco」「楽天Edy」「WAON」「Kitaca」「Suica」「PASMO」「ICOCA」「SUGOCA」)の決済金額は2兆円強に達している。また総務省の調査によると、利用回数が多い場所は、交通機関・スーパーマーケット・コンビニエンスストアとなり、生活の一部として日常的に電子マネーが決済手段として利用されている現状がある。

一方FKでは、かねてより顧客から店舗への電子マネー導入に対する要望が多数寄せられていた。加えて小売、飲食業界への急速な電子マネー普及という市場環境の変化、今年4月の消費税増税で電子マネーの普及が急速に伸びることも併せて考慮した結果、顧客の利便性と満足度の向上、市場競争力の強化のために、複数の電子マネーが利用できるマルチ電子マネーサービスの導入を検討していた。

●導入によるメリット
【導入企業向け】
・利用者の利便性の向上により、リピーターの獲得が見込める
・現金での支払いと比較し、会計スピードが大幅に向上できる
・各電子マネー事業者との契約・精算を、ヤマトグループが窓口となり、一本化できる
【電子マネー利用者向け】
・複数の主要電子マネーが利用可能なため、利用機会が増える
・小銭を出し入れする手間が省ける上、ポイントの付与も受けられる

<導入の概要>
4月1日より、顧客の利便性を考え、まずは駅近くの下記5店舗で導入・利用を開始する。
【導入店舗】
豊洲センタービル店 3台 (東京都江東区豊洲)
渋谷宮益坂店 3台 (東京都渋谷区渋谷)
外苑前店 3台 (東京都港区北青山)
蒲田東口店 2台 (東京都大田区蒲田)
鶴見ミナール店 4台 (神奈川県横浜市鶴見区豊岡町)
また、全店約130店舗の内、優先的に路面店60店舗へ順次導入を予定している。

今後、路面店への展開後、導入可能な商業施設に入居している店舗に順次展開する。また、FK向けに電子マネーを活用した販売促進・店舗業務効率化に向けた提案をしていくという。

|↑一覧に戻る|