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Rapyuta、マーキュリアから資金調達

2020/07/21

Rapyuta Robotics(株)は7月20日、(株)マーキュリアインベストメントおよび伊藤忠商事(株)が共同で組成し、不動産・物流業界の変革に挑戦する企業の支援を目的とした「マーキュリア・ビズテック投資事業有限責任組合(BizTechファンド)」から資金調達を完了したと発表した。

●資金調達の背景と目的
Rapyuta Roboticsはロボティクスに柔軟性と拡張性をもたらす。複数のロボットおよび複数種類のロボットを賢く協調制御することを得意とするロボティクスプラットフォーム「rapyuta.io」を開発・サービス提供しており、特に倉庫物流の自動化に注力している。同プラットフォーム構想の第一歩として、2020年5月には物流倉庫用協働型ピッキングアシスタントロボット(AMR:Autonomous Mobile Robot)の商用化を実現した。

このような状況下、マーキュリアおよび傘下に上場物流REIT運営会社や大手3PL会社を要する伊藤忠商事をはじめとする、マーキュリアの投資家のリソースやネットワークおよび物流の知見を得ることは、Rapyutaのプロダクト開発および事業成長に大きなシナジーをもたらすものと期待している。なお、調達した資金は複数および異種ロボットの協調連携を実現するRapyuta独自の群制御AI及およソフトウェアの開発に投資する予定。当該分野はまだ世界的にも黎明期にあるが、「rapyuta.io」の技術を発揮できる分野であること、かつ様々な商品を扱う倉庫物流を自動化する上で不可欠な技術となることから、戦略的な注力分野と位置づけている。

●マーキュリアのコメント
Rapyuta Roboticsが持つ高い技術力、 日本企業でありながら多国籍チームで開発を行う国際性、 そして世界的に見てもまだ黎明期であるロボットプラットフォームという構想を、戦略面だけでなく技術的な面からアプローチしている独自性を高く評価している。今後、日本発のロボットプラットフォーマーとしてグローバル展開ができるようマーキュリアとBizTechのネットワークを最大限活用し、支援していく。

●(株)マーキュリアインベストメント
(株)日本政策投資銀行が中心となり設立された東証一部上場のプライベート・エクイティ投資の運用会社。今回、Rapyuta Roboticsに出資したマーキュリア・ビズテック投資事業有限責任組合ファンドはマーキュリアの戦略株主である伊藤忠商事株式会社を中心に、不動産・物流業界の事業会社をパートナーに迎え、同業界の変革に挑戦する企業の支援を目的としている。

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