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ゼブラ、新しい生活様式に対応した倉庫業務をサポート

2020/07/16

ゼブラ・テクノロジーズ・コーポレーションは7月15日、倉庫等の現場で使用されるモバイル端末間での接近アラート発信、コンタクト追跡機能を備えたソフトウェア「Zebra MotionWorks Proximity(ゼブラ・モーションワークス・プロキシミティ)」の提供を開始したと発表した。

新型コロナウイルス感染拡大を受け、世界各国でソーシャルディスタンスや接触追跡、消毒に関するガイドラインが策定されている。

「Zebra MotionWorks Proximity」は新しい生活様式に対応し、業務再開へ向けた企業の戦略をサポートするもので、始業時に端末を減菌消毒し、QRコードでクリーニング完了のステータスを記録するところから始まる。

業務中は作業員同士の距離を常に計測し、接近するとアラート音で通知。また、5分以内に3回以上アラートが発信されると「近接イベント」として記録され、ダッシュボード画面で履歴を確認できる。データは従業員IDまたは匿名のユーザーIDに紐付き、「コンタクトトレース」画面では感染リスクのある個人のIDが追跡できる仕組みとなっている。これにより、企業は個人のプライバシーを確保しつつ、実用的な情報を取得することが可能。正確、かつ自動化されたコンタクト追跡により、企業は感染の疑いのある作業員を迅速に特定し、広範囲にわたる施設の封鎖を防ぐことができる。

Bluetooth Low-Energy(BLE)およびWiFiに対応する同ソリューションは、クラウド上に構築されており、スムーズな実装が可能。また、ゼブラがリモート管理しているため、運用にあたり専門スタッフは不要で、企業は新しいインフラを導入せずとも、既存のゼブラのアンドロイド端末や、新規導入する端末で活用することができる。

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