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モノフル、JP情報センターと「トラック簿」代理店契約

2020/06/23

(株)モノフルは6月22日、紙業界のトップシステムベンダー、(株)JP情報センター(日本紙パルプ商事(株)のグループ企業)と、トラック受付/予約システム「トラック簿」に関する代理店契約を締結したと発表した。

JP 情報センターは紙業界の業務を担うシステムとして「PROTS」「DTOS」のパッケージ開発および販売を行っており、数多くのユーザーに利用されている。

以前より紙を取り扱う顧客からモノフルへ相談はあったが、業界の特性に対する詳細な理解の必要性やシステム連携の複雑さが課題となっていた。そこで紙業界に特化し、卓越した知見と確固たる販路を持つJP情報センターとパートナーシップを組み代理店契約を締結することにより、今後、相互の知見を共有し販売のみならず、パートナーとして両社のシステムの連携や新機能の開発を視野に、紙業界の物流現場がよりスムーズとなるよう取り組んでいく方針を明らかにした。

●導入事例
鶴見製紙(株)が取り組む再生紙100%のトイレットペーパー製造と販売および機密書類の溶解・再資源化による環境貢献ビジネス

(1)導入前の課題
原料入荷車両の受付は自社開発したシステムによって運用していたが、入庫トラックが集中する時間帯は待機時間が増え、また情報セキュリティ保持上、氏名をシステム上で手書き入力する必要もあり、受付時にドライバーに多くの負荷がかかっていた。

(2)導入後の効果
①ドライバーからの声
 ・来場ドライバーからは操作がわかりやすいとのことで好評。
 ・待ち行列・待ち時間が可視化できるため、呼び出しまでの時間等をアナウンスできるようになった。
②受付・呼び出し担当者様からの声
 ・クリック1つで呼び出せるようになり、溶解工場とLTE無線機で同時会話しながら呼び出せるようになった。導入検討時は「本当に呼べるのか」が心配だったが、問題なく呼び出しでき、また来ないトラックに対しても電話連絡が簡単に行えるため、スムーズに運用できている。
 ・ドライバーの入力時間が短縮し、繁忙時間帯に捌けるトラックが増えた。
 
(3)今後の展望
営業より納入の顧客に対し、データをもとに待機時間や傾向を伝え、受付時間の平準化を目指す。また原料・資材システムとの連携も視野に入れながら、少しずつ現場運用を改善していく。

●トラック待機場と台貫(重量確認)の様子(上)、機密文書溶解の様子(中)、トラック呼び出しの様子(下)

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