[最新ニュース] IT・マテハン

NORD、周波数インバータ製品群をアピール

2020/06/15

NORD Drivesystems AUは6月、同社が強みとする駆動技術の専門性をもとに開発された周波数インバータ「NORDAC」シリーズが幅広い運用環境で採用実績を持つ点をアピールした。同シリーズでは新しい制御盤設置型のインバータに加えて、分散設置型のインバータをラインナップしている。

分散型駆動技術は周波数インバータをモータの近くやギヤードモータに直接設置するもので、コンベヤ技術等のイントラロジスティクス分野のみならず、大規模システムや多数の駆動モータを使う産業分野においても、制御盤の外に設置可能で費用対効果に優れる分散設置型の周波数インバータの採用が進んでいる。

このうち、同社製の堅牢な周波数インバータ「NORDAC BASE」は、物流センター等でのシンプルな分散型駆動ソリューションに向けて、経済性の高い機種として設計されているほか、周波数インバータ「NORDAC FLEX」はより広い範囲の機能に対応し、その機能を拡張できることから、顧客のどのような用途にも柔軟にカスタマイズできる。豊富なプラグイン機能や簡単なパラメータ転送機能によって、設置や保守も迅速に行える。

また、フィールド・ディストリビュータ・システム(Field Distribution System:FDS)「NORDAC LINK」は、新たなレベルと言えるほど、一層広範な機能群とインターフェース・オプションを備えている。同周波数インバータは3つのサイズ(0.75 kW、3.0 kW、7.5 kW)があり、モータ・スタータとしても利用可能。

こうした分散型指向のトレンドがある一方で、駆動技術にとって制御盤に設置する高性能な周波数インバータも重要な要素になる。高出力アプリケーションには、制御盤という限られたスペースに収めて保護する周波数インバータが最適だが、同社は制御盤での設置用に、実績ある汎用な周波数インバータ「NORDAC PRO SK 500E」を出力0.25~160kWに対応した11サイズで提供している。

また、新世代の周波数インバータ「NORDACPRO SK 500P」シリーズも発売。同シリーズは最高レベルの機能性(位置決め機能の内蔵、同期モータの運転等)と接続性(USBポート、汎用Ethernetインターフェース等)に加え、モジュール性を備えている。

|↑一覧に戻る|