[最新ニュース] IT・マテハン

「トラック簿」利用ドライバー数1万8,000人突破

2020/05/11

(株)モノフルは5月11日、物流施設や工場等向けのトラック受付/予約サービス「トラック簿」の2019年4月10日のサービス開始以来、利用ドライバー数が1万8,000人を突破したと発表した。
 
同社は提供開始1周年を記念し、実際の同サービスのユーザーの事例を紹介した。

●事例1:浜松倉庫(株) 月額0円の受付機能から利用開始(フリープラン利用)
Q.導入前のお困りごと
事務所で運送会社とのやりとりや、集計業務に多大な時間を要していた。また、待機時間や作業時間も正確な時間をとれておらず、システム化をしたかったものの、受付機能だけのサービスがなかなか見つからなかった。

Q.導入の決め手
不特定多数のトラックが来る倉庫ではないため、現時点で予約機能は必要としておらず、受付機能として事務作業の効率化、現場との情報共有ができるものを求めていたところ、「トラック簿」が条件を満たしていた。

Q.導入後の効果
事務員の受付業務および構内に入場してからのトラック呼出等の時間が短縮された。また、状況の可視化ができるようになり、改善点を見つけやすくなった。

Q.今後の展望
取得したデータをもとに運送会社と打合せをすることで、互いに効率化ができる仕組みを考えていきたい。また、荷主に情報をフィードバックすることでムリやムダがないかを定量的な見地で話をしていきたい。

●事例2:ダイキン工業(株) ドライバーの98%が待機時間を30分未満へ短縮(スタンダードプラン利用)
Q.導入前のお困りごと
待機時間削減のためにExcelによる予約運用を始めていたものの、運送会社とのやりとりや、集計業務に多大な時間がかかっていた。また、待機時間や作業時間も正確な時間をとれていなかった。

Q.導入の決め手
導⼊コストが安価なだけでなく、現場運用に合った利用方法の提案が優れていたことが1つ目の決め手。一部の車両に導入している車両動態システムとの連携等、他社サービスとの連携による機能アップが期待できたことも決め手になった。

Q.導入後の効果
予約時間を目指して入場するほか、SMSによるスムーズな呼出しにより、ドライバーの98%が予約時間に対する待機時間を30分未満へ短縮できた。また、電話やFAXによる予約調整やトラック呼出しだけでなく、紙の受付簿からExcelに打ち込み加工していた時間など、倉庫内の工数削減を達成できた。

Q.今後の展望
バース数に制限があり、必ずしも全てのドライバーにとって最適な時間に予約ができているわけではないため、データを元に運送会社と定期的な打ち合わせを実施し、さらなるドライバーの拘束時間短縮を目指す。また、予約時間に合わせた荷揃え準備を進めることにより作業時間削減も目指す。

|↑一覧に戻る|