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OpenText、Trading Gridの最新版を提供開始

2020/04/28

OpenTextは4月8日、クラウド統合サービスプラットフォーム「OpenText Trading Grid(Trading Grid)」最新版の提供を開始したと発表した。

今回の最新版では、マルチエンタープライズのデータ統合機能と、最先端のマイクロサービス・アーキテクチャに加えて、業界をリードするデータ可視化機能が強化されている。

オープンテキストのCEO兼CTOであるMark J. Barrenechea氏は、「新型コロナウイルス(COVID-19)は、すべてを一変させた。特に産業界では、原材料の供給不足、需要の減少による製造ラインの調整、リスク分散のためのサプライチェーン戦略の見直しなど、大きな混乱に直面している。今回リリースしたTrading Grid を始めとしたOpenText Business Network最新版は、多種多様な情報ソース、トランザクション、アプリケーションを単一のプラットフォームで統合管理することで、企業とサプライチェーンの関係を根底から変えていく。我々はこのニュー・ノーマルな時代を生き抜くために必要な、インテリジェントなサプライチェーンの構築に今後も貢献していく」と述べた。

Trading Gridは現在、マネージドサービスとして提供される、企業間(B2B)とアプリケーション間(A2A)統合のための唯一のクラウドプラットフォーム。Trading Grid採用による強力なネットワーク効果で、市場投入期間が短縮され、顧客体験を強化しつつ経営の効率化が図られ、法規制にも対応できる。

独立系調査会社IDCの発表によると、約20%の企業が10種類以上の様々なデータ統合ツールやソリューションを使用している一方、約40%の組織はデータ統合プロジェクトを期限内に完了させる能力を持っていないと評価している。そこで企業は、従来のデータ統合ツールの利用から一元的なプラットフォームの採用へとシフトしている。そうすることで、アプリケーション間や取引パートナー間のデータサイロ化を解消し、多種多様なデータをより迅速に統合できる。一元的なプラットフォームの採用により、データの統合と正規化が実現し、ビジネスプロセスの効率性と可視性が強化され、災害などの想定外の事態に対しても、より俊敏に対応することが可能になる。

●OpenText Trading Gridの詳細
https://www.gxs.co.jp/products/technology/trading-grid/

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