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ABB、ロボットプログラミングをより直感的に

2020/04/09

ABBは4月8日、ロボットプログラミングをより直感的にするウィザードイージープログラミングソフトウェアを発表した。

ウィザードイージープログラミングは、専門的なトレーニングを必要とせずにユーザーがABBの単腕型協働ロボット「Single-arm YuMi」用のロボットアプリケーションプログラムを迅速に作成できるように設計されたグラフィカルプログラミング手法。簡易なプログラミングにより、ロボットのインストール、プログラミング、操作は特別なトレーニングなしで簡単になり、初めてロボットを使用するユーザが自動化を実装する際の障壁が軽減される。

同ソフトウェアは、プログラミング言語またはコードをインターロックブロックとして提示するオープンソースビジュアルコーディング手法であるBlocklyの概念に基づいて構築されている。この単純化されたアプローチを使用することによって、ウィザードはユーザーが、任意のロボットプログラミング言語の事前の知識なしに、Single-arm YuMiロボットをプログラムし、使用することを可能にする。ユーザーは、FlexPendant上でこれらの機能をドラッグ&ドロップするだけで、結果を直ちに確認し、数秒以内にロボットの動作を調整することができる。

同ソフトウェアには「移動」、「ピック」、「バキューム」等の必須のロボット機能が搭載されており、通常ロボットが実行する幅広いタスクをカバーしている。エラー処理のための機能もあり、初心者プログラマーが衝突等のエラーを処理することを可能にする。

他のタイプのイージープログラミングソフトウェアとは異なり、同プログラミングはリアルタイムでABBのRAPIDプログラミング言語に変換されるため、高度なロボット機能をサポートする利点がある。組み立て作業のような複雑なロボットプログラムは、熟練したロボットプログラマーによって作成され、次いで、初心者のロボットユーザーが使用し、操作するためのウィザードプログラムに変えることができる。

ウィザードイージープログラミングの詳細は、4月22日、日本時間17時より、無料のウェビナー(英語のみ)が開催される予定。参加の場合は、以下のURLよりアクセスできる。
https://abbconferencing.webex.com/abbconferencing/onstage/g.php?MTID=e2f15649239fdd3794749c37abd0c8ebb

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