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ダイフク、DX基盤にPTCのWindchillを採用

2020/04/06

PTCジャパン(株)は4月6日、(株)ダイフクが業務の標準化と設計情報の部門間共有による業務効率化を目指し、デジタルトランスフォーメーションの基盤として、PTCの製品ライフサイクル管理ソリューション「Windchill」を採用したと発表した。

ダイフクで半導体・液晶生産ライン向けシステムを手掛けるクリーンルーム事業部のエンジニアリング部門では、これまでフォーマットが統一されていないドキュメントや図面のデータが複数の場所に保管されており、データの活用や管理面での課題があった。また、3D設計の導入推進に伴い、導入済みのPDM では3Dデータの管理が困難なため、業務効率化を図るためのソリューション導入を検討した。

今回、エンジニアリング部門と設計部門が共通プラットフォームとしてWindchillを活用することにより、エンジニアリング段階から設計の一部業務を行うことが可能になる。また、エンジニアリング部門で標準的なコンポーネントを設計し、設計部門を介さずに工場で生産をおこなうことで、設計から製造までのプロセスで約30%の削減が見込まれる。加えて、分散していた保管データに関しては、Windchillで一元管理をすることにより、部門の知見を蓄積し、設計者スキルの標準化、人材不足への対応、設計者の育成・能力向上が期待できる。

ダイフクは2020年6月から試験的なプロジェクトを開始し、設計の上流から下流までデジタルスレッドをつなげ、デジタルトランスフォメーションを推進していく。

今回ダイフクへのWindchill導入を担当したのは日鉄ソリューションズ(株)(NSSOL)。

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