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LLamasoft、新型コロナ影響下のSC回復を支援

2020/03/24

LLamasoftは3月23日、新型コロナウイルス(COVID19)により生産、出荷、物流に遅延が生じて、需要に極度の増減が発生する等の影響を受けている顧客を支援する包括的ソリューション「LLamasoft 新型コロナウイルス・レスポンスセンター(LLamasoft COVID-19 Response Center)」を発表した。

同サービスには、LLamasoftの戦略的パートナーであり、200人以上のデータサイエンティストとグローバルサービスチームを有するJD Logistics社が提供するクラウドベース分析プラットフォームのllama.aiを活用した特別配送サービスも含まれている。

●LLamasoft 新型コロナウイルス・レスポンスセンター

●サービス内容
(1)回復:今回発表するソリューションサービスは、現在そして日々進化を続ける組織のサプライチェーンで考慮すべき選択肢やトレードオフの意思決定に関する詳細分析を迅速に行うことができるよう設計している。
 
・JD Logistics 特別配送サービス(JD Logistics Dedicated Shipping Service): JD Logistics はLLamasoftの顧客に対して、中国の武漢市をはじめ、影響を受けているその他中国国内から世界 中のどこへでも貨物配送サービスを提供する。JD.com のロジスティクス業務を担うJD Logisticsは、地上輸送サービスに関する豊富な専門知識・経験と充実した既存インフラストラクチャを活用することで、今回のような緊急時においても迅速な配送が可能となっている。

・新型コロナウイルス・ニュースフィード・アプリケーション(COVID-19 Newsfeed Application): 世界中の新型コロナウイルスに関する最新情報とニュースフィードをまとめた無料 のアプリケーション。ユーザーはアプリケーションの環境設定を自由にカスタマイズでき、単一の使いやすいユーザーインターフェース上で世界中の多様なニュースソースからの関連ニュースをまとめて表示できる。

・新型コロナウイルス影響分析ソリューション(COVID-19 Impact Analysis Solution): LLamasoft のサプライチェーン専門スタッフが事前定義されたアプリケーションを用いて、顧客のデータを基に、生産や物流、在庫状況に対する影響の診断、サプライチェーンの選択肢の検証、需要と供給のバランス調整のためのトレードオフ評価を行い、オペレーションの早急な回復を支援する。

(2)適応:サプライチェーン・オペレーションを回復した後でも、LLamasoftは将来の不安定な市場状況下でサプライチェーンに潜む脆弱性を発見するなど、リスク/サービス/投資のバランスを調整するためのサプライチェーン・リデザインを行うソリューションサービスを提供する。
・現行サプライチェーンの脆弱性および閾値の評価
・組織内のリスク選好度/許容度を特定
・アナリティクス・ベースの行動計画を策定

(3)進化:3つ目の領域はLLamasoftのソフトウェアを最大限に活用して、企業が長期リスク管理計画を策定し、強靭なサプライチェーンの構築、さらに将来のディスラプションに対して長期的観点からサプライチェーンの 弾力性を進化させるために継続的な支援を提供する。
・ダイナミックソーシング戦略
・ダイナミックネットワークデザイン
・マーケットセンシング能力
・デジタルツインによる継続的アナリティクスの活用

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