2020/03/02

OnRobotは2月28日、コンパクトなロングストローク3指グリッパー「3FG15」をリリースした。

これまで技術的に困難だった円筒形パーツの精密なハンドリングの自動化について、3FG15の採用によりプログラミン や展開が容易になるため、幅広いサイズのパーツに柔軟に対応できるようになった。

3FG15は最長ストロークが150mmとなり、複数の工程にも簡単に対処可能。最大可搬重量15kgの革新的な3指設計で、内側のフォームフィットグリップと外側のフリクションフィットグリップの両面から、強力で安定したグリップを実現できるため、どのような用途にも柔軟に導入できる。

3FG15はマシンテンディング用に開発されたグリッパーで、ワークピースのセンタリングを自動的に行うため、旋盤チャッ ク時の強力かつ安定したグリップや精密な位置決めが可能。10N〜240Nの強力な把持力で、3FG15は柔軟性の低い他社フィンガーグリッパーと競合する。

同グリッパーはパッケージングやパレタイジング作業にも最適で、同社から新たに登場した、ロボットアームと各種OnRobotエンドオブ・アーム・ツーリング（EoAT）間のメカニカル・通信インターフェースを統合する、受賞歴のあるプラットフォーム「One System Solution」により、あらゆる主要な協働・軽量産業用ロボットアームとスムーズに互換可能。

●3FG15の特長

・自動センタリングによる精密かつ安定したグリップ

・20mm〜150mmのパーツに対応可能な150mmのロングストローク

・フォームフィットグリップ（内側）とフリクションフィットグリップ（外側）

・最大可搬重量：15kg

・重量：1.15kg

・把持力：10〜240N

・クイックチェンジャー方式により、迅速かつ柔軟に導入可能