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UPRの「スマートパレット」、東レに初採用

2020/02/27

ユーピーアール(株)(UPR)は2月26日、東レ(株)にアクティブタグを搭載した「スマートパレット」が業界で初めて採用され、2020年1月から国内における樹脂製品のパレット輸送を拡充したと発表した。

●「スマートパレット」
UPRとNTTが共同開発した電波が最大300m飛ぶ最先端技術のアクティブタグを搭載したパレット。電波を正確にキャッチする高性能の専用リーダ(受信機)との組み合わせにより、パレットの場所が把握できるほか、製品の入出庫管理がリアルタイムで可能になる画期的な仕組み。アクティブタグは電池交換が不要で、10年間使用可能。 

●「スマートパレット」導入メリット
パレット化により、トラックドライバーによる手荷役を大幅に解消し、フォークリフトによるトラックへの積み卸しにより、荷役時間も削減できる。また、専用リーダとの併用により、人手による棚卸しをすることなく、自動的に、出荷元別にパレット枚数を常時把握することが可能。出荷元でのパレット枚数情報、出荷情報、客先からのパレット回収情報を組み合わせて、パレット枚数を把握することが可能となり、パレット紛失リスクを大幅に低減できる。

東レは1回当たりの出荷数量が1t 以上の紙袋梱包での出荷は原則「スマートパレット」を利用して輸送する。また、「スマートパレット」はプラスチック製のため、従来の木製パレットで発生していた出釘による破袋事故や木片・虫・カビ等の異物混入リスクの大幅な低減も期待できる。

●「スマートパレット」の仕組み

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