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シュマルツ、薄く繊細なワーク向け真空パッドを発表

2020/02/19

シュマルツ(株)は2月18日、柔らかく変形しやすい紙やフィルム等のワークに最適な真空パッド「SFF」を発表した。 

「SFF」は吸着面にハニカムデザインを採用し、吸着面に敷き詰められた六角形の溝を通りパッド全体にエアが行き渡るため、平面に近い状態での吸着を実現しワークの引き込み等の局所的な負荷による変形・破損を予防する。

同時に、非常に柔らかなシールリップが曲面や変形しやすいワークにも柔軟に追従するため、ワークを吸着パッドに押し付けることなく、安定し た搬送を行うことが可能。

食品対応のシリコーン素材、非常に柔らかでワークに優しいEPDM 素材、吸着跡の発生を抑えるマークレス素材、ESD(静電気放電)破壊対策に有効な静電気拡散性素材等、様々な材質をラインアップしている。

今回紹介したフラットタイプに加え、より高低差に対応可能な1.5段ベローズタイプのパッドも開発を進めており、近日リリース予定。
 
●主な特長:
(1)吸着面にハニカムデザインを採用し、ワークへの局所的な負荷を軽減

(2)柔らかなシールリップがワーク表面にしっかりと追従し、曲面や変形しやすいワークでも安定したハンドリングを実現

(3)一般的なニトリルゴムから食品対応、ESD(静電気放電)対策まで幅広くラインアップ

(4)紙やフィルム、薄いディスプレイガラス、電極材やセパレータ等の薄く繊細なワークに最適

●紙・フィルム等の薄いワーク向け真空パッド「SFF」(上)、特徴的なハニカムデザインでワークへの負荷を抑えつつ安定した搬送を実現(中)、パウチセルや電極材などとくに繊細なワークにも最適(下)

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