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RFIDで位置表示する在庫・物品管理システム登場

2020/02/25

RFルーカス(株)は2月25日、在庫・物品の位置を自動取得してデジタルマップ上に表示できる「Locus Mapping」を2月1日に先行リリースしたことを明らかにした。

アステラス製薬(株)、(株)ジップ等大手企業3社に先行導入を開始。また、JR東日本スタートアップ(株)のスタートアッププログラムで、東日本旅客鉄道(株)横浜支社内での実証実験も開始している(注1)。 
 
(注1)「JR東日本スタートアッププログラム2019に採択、倉庫での備蓄品・保管書類の管理効率化に向けた実証実験を開始」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000027569.html 
 
●電波位相解析によるRFIDの位置特定技術 
電波位相解析と呼ぶ日米で特許取得済みのRFルーカスの技術によって、RFIDタグが貼付された在庫・物品の位置を高精度に特定できるようになった。同社は同技術を利用して探し物の位置を特定するレーダ探索アプリ「P3 Finder」を展開。Locus Mappingはそのレーダ探索や入出庫の機能に加えて、ハンディリーダで読み取るだけで在庫・物品の位置を自動取得してデジタルマップ上に表示できる。倉庫、工場、研究所、店舗など様々な現場で、在庫・物品の管理を効率化して非生産的な時間を圧倒的に削減する。

●Locus Mappingに搭載される機能の詳細
入出庫機能:入出庫する在庫・物品を一瞬で読み取り、在庫リストに反映する。入出庫予定リストと照らし合わせた検品作業も可能。

棚卸機能:RFIDタグが貼付された在庫・物品の種類と数を瞬時に把握でき、棚卸リストとの照合可能。

マッピング機能:在庫・物品が置かれている場所(棚や床等)にRFIDタグ(位置参照タグ)を貼り付け、ハンディリーダで一括読み取りし、各々の在庫・物品を最も近い位置参照タグにシステム上で紐付ける。この仕組みによって、あらゆるモノの位置を自動取得して、デジタルマップ上に表示可能。 

その他の機能:レーダ探索機能や、デジタルマップ上に棚や位置参照タグを簡単に配置できるツールを含む。

●「Locus Mapping」のPC/スマホ画面

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