2020/01/21

オリックス・レンテック(株)と日本電気(株)およびNECプラットフォームズ(株)は1月20日、企業におけるロボット導入支援のため、ロボットシステムインテグレータ事業で協業することに合意したと発表した。

オリックス・レンテックは業界初の次世代ロボットレンタルサービス「RoboRen」を2016年より提供し、製造業や物流業など幅広い業界に対してロボットの導入支援を行う一方、NECグループでは、NEC プラットフォームズが自社工場で培ったロボット導入のノウハウを活かし、 導入のためのコンサルティングから、システムの構築、ロボット稼働状況の見える化・分析を行うITサービスまでを包括的に支援する「ロボット導入トータルサポートパッケージ」を提供している。

今回の協業により、顧客の初期投資負担の軽減をしながらロボットの活用を総合的に提案し、顧客の多様化する要望に対応できる体制を整え、顧客のロボット導入を支援する。また、すでにロボットを導入している顧客へもIT サービスの提供を行う。

(株)富士経済の「2019ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望No.1FAロボット市場編」によれば、ロボット国内市場は2025年に2018年比7.2倍の850億円規模になると予測されている。一方、ロボットの選定や既存生産ラインの再設計、導入効果の測定などを自社のみで行うことは容易ではなく、ロボット普及を阻む課題になっている。 3社は生産ラインでのロボットの利活用を促進し、日本国内の人材不足の解消や生産性向上などの課題解決を目指す。