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デンソー、画像処理ソフト内蔵「COBOTTA」新発売

2019/12/12

(株)デンソーウェーブは12月12日、同社製人協働ロボット「COBOTTA」について、キヤノン(株)が開発した画像処理ソフトウェア「Vision Edition-C」を内蔵したバリエーションをリリースした。

「Vision Edition-C」はキヤノン製ネットワークカメラやCOBOTTAのオプション製品である産業用AFカメラ(N10W02)を利用できるほか、COBOTTAを稼働させるプログラミングソフトウェアとしても使用可能。

COBOTTAはそのポータブル性を生かして活用シーンを拡大できるよう、他社製ソフトウェアをインストールして使用できる。今回はその第1弾として、順次対応ソフトウェアを追加していく。価格はオープン価格。2019年12月下旬から発売予定。

●COBOTTAと「Vision Edition-C」活用例
(1)ピック&プレイスへの活用
「COBOTTA」で対象物にシールを貼る工程において、“Vision Edition-C”を活用。画像処理により、ピック&プレイス作業時の位置補正ができるため、対象物を置く位置がずれた場合にも、適切な位置にシールを貼り付けたり、貼り付けた後にシール位置検査を行ったりすることが可能。これまで人が行っていた単純作業の自動化に貢献する。

(2)計測器を使った重量測定と配置への活用例
“Vision Edition-C”の形状マッチング機能により、複数種類の形状の部品を判別し、種類別に正しく配置したり、数字の読み取り機能により、計測器のデジタル数値から重量確認を行ったりする等の作業も可能。これまで人が行っていた、ピック&プレイスの配列ミスの確認や不良品確認作業において、画像処理で自動認識し、誤りがあった場合は警告を出すなど、作業の効率化とミスの防止に貢献する。

●「COBOTTA」詳細

●「Vision Edition-C」詳細

●画像処理ソフトウェア「Vision Edition-C」内蔵「COBOTTA」のイメージ

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