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NEDO他、様々な形状を把持するロボットハンド開発

2019/12/06

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は12月5日、「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」においてダブル技研(株)、都立産業技術高専と共同で、様々な形状の物を掴む把持多様性を備え、動作に応じてハンドの姿勢を固定できる可変剛性機構付き3本指ロボットハンドを開発したと発表した。

同ハンドは1つの駆動装置で各指が物の形状に倣い、把持対象物の複雑な形状に対応することができるほか、各指の姿勢を任意の位置で固定(ロック)する機構により、ハンドリング位置を決める精度の向上を実現。これにより、従来は把持する物に応じてロボットハンドを交換して対応していた生産ラインや、多品種を扱う物流倉庫等におけるピッキング作業の自動化、ロボットハンド導入のコストの低減への貢献が期待できる。

なお、ダブル技研は今回開発した機構を採用したロボットハンド「D-Hand Type R」の受注生産を同日より開始。また、12月18日~21日の期間に東京ビッグサイトで開催される「2019国際ロボット展(iREX2019)」に出展する。

●詳細
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101247.html

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