[最新ニュース] IT・マテハン

ユビキタスAI/ラブロック、データ改ざん防止で提携

2019/11/13

(株)ユビキタスAIコーポレーションとラブロック(株)は11月13日、ブロックチェーンを活用したIoT機器のデータ改ざん防止ソリューションに関する業務提携で合意したと発表した。

ユビキタスAIコーポレーションのIoT機器のライフサイクルマネジメントを実現する「Edge Trust」と、ラブロック社のビジネスブロックチェーンプラットフォーム「Rablock」を活用し、IoT機器が生成するデータの改ざん防止を実現するソリューションの企画、開発を2020年3月の実証実験開始を目標に進めていく。

ユビキタスAIコーポレーションは凸版印刷との協業に基づき、IoTサービス開発企業向けにクラウドを活用してIoT機器のライフサイクルをマネジメントする、セキュアIoTサービス開発ソリューション「Edge Trust」を提供している。ラブロック社は安価に短期間での開発を強みとするビジネスブロックチェーンプラットフォーム「Rablock」を提供している。Rablockは、医療データの管理や電力エコポイントシステム等でのデータの改ざん防止ソリューションにおける採用実績があり、日経BP社が2018年10月18日から開催した「日経 xTECH EXPO 2018」で発表された「日経 xTECH EXPO AWARD 2018」において、準グランプリおよびブロックチェーン賞を受賞している。両社はこれらを組み合わせて本ソリューションを開発し、Edge Trustのオプションサービスとして販売することで合意した。

本ソリューションでは、ユビキタスAIコーポレーションが組込みシステム向けの実装を行い、IoT機器とRablockを連携させる。Edge Trustが提供するIoT機器のライフサイクルマネジメント機能とRablockのブロックチェーンを活用したデータの改ざん防止機能によって、IoT機器や生成された情報を管理する際のセキュリティをより強固にし、開発予算を抑えながら、クラウドサービスで扱うデータの正当性向上を実現する。顧客企業の、より信頼性の高いIoTサービスの運営を実現する。

今後、ユビキタスAIコーポレーションとラブロック社は、2020年3月中を目途にEdge TrustとRablockを連携し、実証実験や他企業とのPoC(Proof Of Concept)での評価利用向けに提供できるよう開発を進めていく。

なお、2019年11月20日(水)~22日(金)にパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2019/組込み総合技術展」のユビキタスAIコーポレーションブース(小間番号:B-13)にて、本ソリューションのコンセプト展示を行う。

●「Embedded Technology 2019/組込み総合技術展」 出展概要
会期:2019年11月20日(水)~22日(金)
会場:パシフィコ横浜 ユビキタスAIコーポレーションブース(小間番号:B-13)
イベント公式ホームページ:http://www.jasa.or.jp/expo/

●連携イメージ

|↑一覧に戻る|