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ZMP、無人フォークリフトを12月から出荷開始

2019/10/24

(株)ZMPは10月23日、物流支援ロボット「CarriRo」の新製品ラインナップとして、12月より自動運転技術を活用した無人フォークリフト「CarriRo Fork」の販売を開始すると発表した。

物流倉庫や工場では、荷役作業の人手不足が喫緊の課題となる中、特にフォークリフトによる荷物や部品の棚への出し入れ作業およびそれらを運搬する作業は技能講習や十分な実務経験が必要なことから、その人員確保が難しくなっている。またフォークリフトは人が直接作業するエリアで協働するケースも多く、熟練者であっても事故が少なくないという課題がある。

そこで、ZMPでは自動でフォークリフトによる荷役作業を実現することにより、特別なスキルを有する作業者がいなくてもフォークリフトを簡単かつ安全に効率よく運用できるCarriRo Forkを開発。

同製品は簡単なセットアップで作業エリアの事前マッピングから運用開始まで数日で実現できることが特徴で、周辺の障害物を監視しながら、進行方向周囲の障害物に反応して停止、障害物が取り除かれたら自動再スタートするなどの機能を持つ。

●CarriRo Forkの導入の流れ
(1)活用を検討されているエリア環境と業務にどのように適用するか詳細の確認
(2)運用に必要となるインフラ設備の準備
(3)マッピング作業と業務シナリオのセットアップ
(4)操作レクチャ

また、最大600㎏のパレット搬送が可能な「CarriRo AD+(パレット積載タイプ)」とCarriRo Forkを協働させることで、無人フォークリフトを複数台導入することに対して、大幅に導入コストを抑えてパレット搬送の無人化を実現する。

ZMPはCarriRo Forkを2019年内に出荷を開始する予定。

●「CarriRo Fork」基本仕様
本体寸法:全長1950×全幅800×全高1915(mm)
フォークリフトタイプ:ウォーキータイプ
可搬重量:1,000kg~1,600kg
最高速度:無積載時5.4km/h、積載時3.6km/
移動精度/停止精度:±10mm/±10mm
車両重量:1,000kg
安全機能:レーザ検知、赤外線センサ検知、バンパセンサ他

●「CarriRo Fork」価格情報
5年リース料金(本体価格):月額28.2万円(税別)~
※買い取りも提供。また、価格は今後予告なく変更となる可能性がある。

●「CarriRo Fork」
https://www.zmp.co.jp/carriro/carriro-fork

●無人フォークリフト「CarriRo Fork」(上)、「CarriRo AD+」と「CarriRo Fork」との連携イメージ

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