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山九、化学品の新物流管理システムを開発

2014/02/24

山九(株)は、サンアロマー(株)、(株)TDSとの緊密なパートナーシップのもと、化学品(合成樹脂)の出荷に伴う製品運搬用の輸送容器(パレット、フレキシブルコンテナバッグ)、およびパレットに載せられる製品の出荷実績を管理する新物流管理システムを開発したことを発表した。

当システムは自動認識技術を採用したもので、誤出荷を防止しつつ出荷時の履歴を管理し、納入先から回収された輸送容器との照合によって顧客毎の確実な未回収容器の管理を実現したもの。

また、輸送容器の回収管理を徹底することで、紛失防止による環境保護につながる取り組みであり、CSR(社会貢献)の一つの活動として位置付けている。

システムの名称:統合包材管理システム(特許出願名「出荷管理システム」後述)
開発会社:サンアロマー(株)、山九(株)(製品出荷管理)、(株)TDS(輸送容器管理)

<システムの概要>
1 目的
(1)納入先毎の出荷実績管理
(2)輸送容器(パレット、フレキシブルコンテナバッグ)の紛失防止による環境保護、および紛失コストの削減
(3)誤出荷防止
2 特徴
(1)本システムは、輸送容器毎に個体の識別子を取り付け、出荷時と回収時にそれらを読み取ることにより、納入先毎に使用された輸送容器の出荷と、回収状況を日々把握
(2)ノンアセット型3PLでありながら、本システム導入によって全国統一の仕組みで管理が可能
3 経緯・内容
(1)過去から輸送容器の紛失防止に取り組んできた経緯はあるが、実効ある対策が図れずに苦慮していた
(2)マンパワーに頼る誤出荷防止対策では作業負荷が高い上に、確実な歯止めを掛けることができなかった
4 重点的に実施した事項
(1)自動認識技術(RFID/二次元バーコード)の採用による、出荷作業中に安全で確実な自動検知システム⇒特許出願中(サンアロマー(株)、山九(株)による共同出願)
(2)他業種・製品への展開を考慮した、汎用性の高いパッケージシステム
5 期待される効果
(1)顧客毎の納入実績管理、および効率的な輸送容器の運用
(2)誤出荷防止、および作業負荷の軽減
6 開始時期
(1)川崎工場 平成25年10月1日
(2)大分工場、および全国営業倉庫 順次開始、平成26年4月1日完了予定

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