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デンソーウェーブ、長崎に初のソリューション開発拠点

2019/10/16

(株)デンソーウェーブは10月15日、新たな社会ソリューションの創出に向けた新拠点「長崎ソリューション開発センター」の立地協定調印式を長崎県および長崎市と実施した。

同拠点は2019年11月1日に開設予定。地域が直面する具体的な社会課題の解決に向けたシステム開発の拠点として位置付けている。ソリューション開発拠点を設置するのはデンソーウェーブとして初めてで、今後は産・官・学の連携による地域の課題解決を目指す。

長崎県は「平成31年度長崎県重点戦略」において、「力強い産業を創造する長崎県」を掲げ、人口減少や少子 高齢化に伴う地域活力の低下を課題とし、喫緊に解決することを目指している。そのため、同県は課題解決の施策として、企業誘致支援に加えて「ながさきICT 戦略」を進めており、その対象は観光業や製造業、水産業等多岐に渡っている。

これらの分野はデンソーウェーブのソリューション事業が価値創造を目指すところで、関連する地元企業とのコラボレーションを通して、これまで培ってきたQRコードやICカード、RFID技術等を用いたシステムを活用することにより、長崎県域の課題解決に貢献していく考え。

また、県内の大学とも連携した学術研究の実施に加え、人材採用も検討しており、センター開設後5年間で30名の人員体制を計画している。

●立地事業所の概要
事業所名:(株)デンソーウェーブ 長崎ソリューション開発センター
所在地:長崎県長崎市出島町2番11号 出島交流会館10階(予定)
事業内容:デンソーウェーブ各事業分野におけるソリューションの研究・開発(様々な社会課題へ環境・安全・快適で貢献するソリューションシステムと、脆弱性対応など 安心・安全で貢献するセキュリティソリューションの研究・開発)
開設時期:2019年11月1日 準備室設置(予定)
          2020年4月1日 事務所設置(予定)
雇用計画:30名(開設後5年間における長崎での人員体制)

●立地協定調印式での記念撮影。左から中村法道長崎県知事、杉戸克彦デンソーウェーブ会長、中川弘靖デンソーウェーブ社長、田上富久長崎市長(上)、長崎県でのデンソーウェーブが目指す取り組み(中)とソリューション例(下) 

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