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2018年のAGV納入実績は調査開始以来最高を記録  

2019/10/03

(一社)日本産業車両協会は9月25日、2018年(1~12月)の国内・輸出を合わせた無人搬送車(AGV)システム納入件数は前年比34.3%増の1,029システム、納入台数は前年比42.3%増の3,382 台と急増した。いずれも平成元年の調査開始以来、最高となる。

AGVシステム納入件数の車両タイプ別の割合は、「無人搬送車(台車)」が37.2% (38.4%)、「無人けん引車」が56.6%(57.8%)、「無人フォークリフト」が6.2%(3.8%)であった。(カッコ内は前年実績、以下同じ)

AGVシステム納入件数の業種別割合は、「自動車・同付属品製造業」向けが56.6%(52.9%)と依然として最も多く、次いで「一般機械器具製造業」向けが8.1%(9.5%)、「化学・医薬品製造業」が4.3%(4.3%)と続き、製造業向けが多くを占める傾向は変わら なかった。

なお、非製造業は「卸・小売業」向けが2.0%(2.1%)、「運輸・倉庫業」向けが 2.4%(1.8%)と、構成比は高くなかった。

AGVシステム納入件数の車両誘導方式別割合は、「磁気式」が91.8%(91.1%)と依然大半を占め、前年に構成比を上昇させた「レーザー式」が4.9%(6.7%)と低下した。

AGVシステム納入件数の国内向け/海外向けの割合は、国内向けが76.9%(77.8%)、海外向けが23.1%(22.2%)で、1システム当たりの台数では、国内向けは2.5台(2.5台)、海外向けは5.9台(5.1台)と、海外向けで増加した。

なお、本調査の対象となったAGVシステムメーカーは16社。

●無人搬送車システム納入実績の推移

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