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楽天/西友、UGVによる国内初の一般向け配送を実施  

2019/09/20

楽天(株)と(合)西友は9月19日、一般利用者からの注文を受け、神奈川県横須賀市内の「西友リヴィンよこすか店」から港湾緑地「うみかぜ公園」へ自動走行ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)を活用して商品を配送するサービスを9月21日~10月27日の期間の週末に実施すると発表した(注1)。

一般利用者を対象とした自動走行ロボットによる商用配送サービスは国内初の取り組みとなる。

同サービスを実施する「うみかぜ公園」は、楽天と西友が今年7月より横須賀沖の猿島に向けて行っているドローン商用配送サービス(https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2019/0617_01.html)の商品を提供する「西友リヴィンよこすか店」に隣接している。バーベキューやピクニック等を目的に同公園を訪れた一般利用客は、スマートフォンの専用アプリから、「西友リヴィンよこすか店」で取り扱う、生鮮品を含む食材や飲料、救急用品等約400品目の商品を注文できる。

具体的なサービス内容は、楽天の自動走行ロボットが利用客により選択された時間および公園内の受け取り場所(注2)へと注文商品を配送する。なお、今回の取り組みは猿島の配送サービスと同様に、横須賀市が推進するスマートモビリティ(賢い移動運搬手段)を活用した新規ビジネス創出や社会的課題解決を目指す「ヨコスカ×スマートモ ビリティ・チャレンジ」の一環(注3)。

両社は今後も、ドローンおよび自動走行ロボットを活用した無人配送や協働運営する「楽天西友ネットスーパー」等におけるイノベーションを通じて、新たな利便性の提供とショッピング環境の向上を図り、より便利で豊かな生活の実現に向けて協力していく。
 
注1:現時点での予定であり、天候等の状況によりサービス開始日が変更となる可能性がある。
注2:公園内に複数箇所、受け取り可能な地点を設けている。
注3:参考URL:「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」
https://www.sukamobi.com/
注4:参考資料:「自動走行ロボットの社会実装に向けて」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/jidosoko_robot/pdf/pre_001_04.pdf

●「横須賀市うみかぜ公園での自動走行ロボット(UGV)配送サービス」概要
実施期間:2019年9月21日(土)~10月27日(日)の土曜日および日曜日の週2回
※注文受付開始時間は各実施日の午前8時からで、最大1日12件の配送を予定している。
※実施日は運用都合上変更となる可能性あり。
利用方法:注文者自身のスマートフォンに「楽天ドローン」アプリをダウンロードし、楽天IDでログイン。アプリ内の約400品目の商品から希望の商品を指定し、提示される配送可能時間から受け取り希望時間と場所を選択、「楽天ペイ(オンライン決済)」で支払いを行うと、注文が完了する。配送ステータスはアプリ上で確認でき、商品が到着するとアプリにプッシュ通知が届く。通知に記載された暗証番号を自動走行ロボット後部のタッチパネルに入力することで、商品を受け取ることができる。
配送料:300円(税込) ※商品代金とは別途加算。
主な商品:精肉、野菜、酒、飲料、消耗品、絆創膏等の救急用品等
※雨天等の悪天候時は運用を中止する。当日の実施可否はアプリ上で要確認。
実施主体:楽天(株)、(合)西友
実施協力:横須賀市、(株)トライアングル

●自動走行ロボット(UGV)

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