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プロロジス、人感センサ付き照明制御システム共同開発

2019/09/20

プロロジスと、赤外線センサーメーカーのアイキュージャパン(株)は9月20日、両社が2018年に共同開発したLEDベースライト「Lumiqs(ルミックス) BL640」の使用状況を見える化し、タブレットで制御できる「Lumiqsメッシュネットワークシステム」を新開発したと発表した。

同システムを導入した物流施設の利用者は直観的な操作で省エネに取り組むことができるようになる。

●「Lumiqsメッシュネットワークシステム」概要
LED 照明「Lumiqs BL-640」を利用状況に合わせて制御し、省エネにつなげる目的で開発された。
 
従来、物流施設の照明は壁面スイッチで操作し、場所や時間による細かな設定は難しかったが、同システムはタブレット上で任意の照明をグループ化し、グループごとに調光設定ができる。
 
また、照明の使用状況や電力削減率を、時間・日・月の単位ごとに集計し可視化。タブレットのダッシュボードでいつでも閲覧、設定変更ができるため、電気使用量の削減に効果的に取り組むことができる。

加えて、物流施設内の人の動線も見える化し、庫内オペレーショ ンの効率化に活用できる。

●主な特色
(1)データ集計・可視化
・消費電力:点灯率データから消費電力を計算し、作成したグループごとに表示
・動線分析:センサ検知率のデータから人の動線を計算し、ヒートマップに表示

(2)タブレット上で照明をグループ化し、グループごとに各種機能を適用
・スケジュール機能:時間帯による調光や、センサ入り切り、タイマー設定
・照明器具設定機能:センサ入り切り、センサのタイマ、センサ感度設定

■ 製品導入状況
「Lumiqsメッシュネットワークシステム」は同日よりアイキュージャパンが発売を開始。同日竣工した「プロロジスパークつくば1-B」に初導入し、来月竣工予定の「プロロジスパーク千葉1」でも採用する予定。

●時間毎・日毎・月毎に消費電力や電力削減率が閲覧できるタブレット1台で照明1,300台まで制御可能(上)、照明マップに検知データを重ねた動線管理(通行量の多い場所とそうでない場所が分かる)(中)、照明マップをドラッグしてグルーピング(下)

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