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PALTEK、アイ・オー・データに紙緩衝材提供

2019/08/05

(株)PALTEKは8月1日、コンピュータの周辺機器の開発・製造・販売を行う(株)アイ・オー・データ機器に、梱包用紙緩衝材で世界シェアトップクラスのRanpak社の紙緩衝材を提供し、アイ・オー・データの物流オペレーションを改善したと発表した。

アイ・オー・データは在庫管理や配送効率の向上を図るため、2019年3月に石川県能美市に「能美物流センター」を竣工。同センターは今まで金沢市と近郊に点在していた10か所の既存物流拠点を集約し、物流業務のさらなる効率化を目的とした施設で、パレットラックや自動仕分けコンベヤ、配送トラックへの積荷工程まで、スムーズな作業導線等が考慮されている。そこで同社は作業員が緩衝材(紙や新聞紙)を手作業で成型・梱包する工程のさらなる効率化も検討。緩衝材を自動的に排出するRanpak社の紙緩衝材システム「FillPak TTC」の導入を決定した。

FillPak TTCは梱包箱のすき間埋めを行うもので、紙緩衝材を秒速1.4mのスピードで排出可能で、紙は星形のような絞った状態で出力することにより緩衝能力を向上。紙緩衝材として使用されるクラフト紙はFSC認証を受けた森林から切り出される間伐材から作られた100%バージンパルプを原料とし、環境にも配慮されている。

アイ・オー・データは物流センター内にある出荷ライン工程のコンベヤに、合計17台のFillPak TTCを設置。これにより1製品あたりの梱包時間を5~10秒短縮可能で、出荷作業時間が大幅に削減できた。

●「FillPak TTC」を設置した梱包作業ライン

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