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ZMP/凸版、NEDOの実証に無人物流支援ロボット提供

2019/04/16

(株)ZMPは4月16日、凸版印刷(株)と共に経済産業省・国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が2018年12月10日から12月21日に実施した「コンビニ電子タグ1,000億枚宣言」実現に向けた実証実験において共同で進めている「CarriRo(キャリロ)AD」とRFIDを組み合わせた無人物流支援ソリューションを使用し、棚卸・検品における省人化の効果を確認した。

なお、同実証は2019年2月12日から2月28日に実施された「電子タグを用いたサプライチェーン情報共有システムの実験」の予備検証として(一社)日本自動認識システム協会(JAISA)より委託を受けて実施された。

●CarriRo×電子タグ実証実験動画
https://youtu.be/pbErjEZJ2Uw 
 
●実証実験について
本実証では電子タグが貼り付けされた段ボール・カゴ台車等をCarriRo ADがけん引し、RFIDリーダのゲートを通過させ、読み取り精度を検証。物流センターでは、段ボールを積載したカゴ台車は重量があるため、人力でけん引する際の負荷が課題となっており、CarriRo ADに段ボール・カゴ台車等をけん引させることで、その課題を解決。本実証実験では、120kg以上の段ボールを積載したカゴ台車で500回以上の読み取りを完全に無人で実施し、段ボール・カゴ台車・番重などへの電子タグ貼り付け位置ガイドライン策定のための基礎実験データを取得。加えて、人力でゲートを通過した時と比較して、無人で走行するCarriRo ADがゲートを通過しても読取性能が変わらないことを確認した。

これによりCarriRo ADとRFIDの組み合わせによる省人化・労働力不足等の社会課題解決に向けた効果を確認した。

●実証実験の様子(上・下左・下右)

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