2019/04/10

大日本印刷(株)（DNP）は4月10日、各種ラベルや荷札（タグ）へのバーコード印字等に最適な溶融型熱転写インクリボンのラインナップに、レジン（樹脂）を主成分とし、多種の素材に対応する汎用性と高い耐久性をバランスよく兼ね備えた「V」シリーズの第1弾として「V300」を4月中旬から順次、日本国内外で発売すると発表した。

●「V300」の特長

レジンの耐久性はそのままに、近年増加傾向にある多様な素材にも印字可能な、より汎用性の高いインクリボン。

（1）高い汎用性：レジンタイプのインクリボンで一般的に用いられるPET（ポリエチレンテレフタラート）に加え、従来印字が困難だったPP（ポリプロピレン）や、コート紙等への印字が可能。

（2）高い耐久性：アルコール成分や油分等にも高い耐久性を発揮。

（3）高い印字感度：印字に必要な熱量を従来製品と比較して最大20％削減し、プリンタのサーマルヘッドの負荷を軽減するとともに高速印字を実現。

●「V」シリーズの今後の展開

「V」シリーズのブランドメッセージとして「汎用性の集大成」を意味する「VERSATILITY DEFINED（ヴァーサティリティ・ディファインド）」を定め、今後も広範なラベル印字適性を維持しつつ、耐久性等をさらに高めた製品の開発に取り組む。また、ラベル・タグのメーカーとも協力し、「V」シリーズのインクリボンを提供できる産業・用途を拡大していく。