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Hacobu、新型シガー給電型車載GPS端末新発売

2019/04/09

(株)Hacobuは4月9日、ソフトバンク(株)の協力のもと、物流情報プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」上で提供している動態管理ソリューションにおいて、4G/LTEに対応した新型シガー給電型車載GPS端末「ムーボ・スティック」の販売を開始したと発表した。

●ムーボ・スティックについて 
ムーボ・スティックはOBDポートまたはシガーソケットに差し込むだけで、リアルタイムに車両位置情報の管理が可能となる車載専用端末。GPSおよび通信モジュールを内蔵しており、5秒に1回の頻度で位置情報を取得し、物流業界最高レベルの動態(速度・距離・時間)の取得によりリアルタイム管理を可能としている。そのため、市街地での配送管理等、従来のGPSソリューションでは精度が不足していた領域でも活用することができる。また、速度超過アラートや配送計画から算出した遅延予想アラートの発出等も可能。

さらに自動地点認識(ジオフェンス)機能を搭載しており、登録地点に近づくとドライバーの操作なしで特定地点に到達した時刻および出発した時刻を自動記録し、日報として保存できる。必要に応じてガラケーもしくはスマホで使えるモバイルコントローラを併用すると、待機時間等をワンタッチで正確に記録でき、労務時間の見える化も実現する。

また、OBD給電型とシガー給電型は端末の取り付け工事を必要とせず、電池交換等の必要もないため、協力会社等、自社以外のトラック(傭車)にも導入が容易で、様々な車両の間で抜き差しして使用できる柔軟性が特徴となる。

ムーボ・動態管理ソリューションは端末購入にかかる初期投資を必要としない定額サブスクリプションモデルにより車両1台あたり月額1,780円(税抜)という低価格で、荷主企業や物流会社を含む200社余りの企業へサービスを提供している。

●4G/LTE対応の新型ムーボ・スティック概要 
新型のムーボ・スティックは4G/LTE通信を利用したシガー給電型の車載GPS/動態管理端末で、ソフトバンク社が取り扱うATrack社製のGPSトラッカー「AP3」を、Hacobuが提供するムーボ・動態管理ソリューションにつながるIoT端末として連携させたもの。価格はそのままに、4G/LTE通信によってさらに高速、安定的な通信が期待でき、GPSの精度も高まるとしている。

●ムーボ・動態管理ソリューション概要(上)、ムーボ・スティックの導入効果(下)

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