[最新ニュース] IT・マテハン

AIを活用したLPガス容器配送計画システム発売へ

2019/03/18

アズビル金門(株)、東京ガスリキッドホールディングス(株)および(株)ライナロジクスは3月18日、AIを活用したLPガス容器配送計画の最適化システムを開発し、今年4月より主としてLPガス事業者向けに発売を開始すると発表した。

アズビル金門と東京ガスリキッドHDは昨年9月より共同でLPガス容器の配送効率化を目的とした実証事業を実施。ライナロジクスの完全自動配車システム「LYNA2(ライナ2)」のクラウド版である「LYNACLOUD(ライナクラウド)」に実証事業に基づくLPガス容器配送計画・指示機能を実装することにより、今回のAIシステムを開発した。

同システムはLPガス事業者が配送先住所や複数の配送候補日等を入力することで、AIが最適な配送計画(配送日および配送ルート)を選定し、携帯端末などに配送ルートを指示するもの。 さらにLPガス事業者がIoTによる遠隔検針を導入した配送先では、LPガス容器内の残ガス量を毎日把握することが可能となるため、より適切な容器交換時期を判断でき、さらなる配送の効率化につながる。

また、配送員の高齢化ならびに人手不足の深刻化が問題視される中、同システムの活用により配送計画を最適化することで、配送員の業務負荷の低減および働き方改革の実現や業務におけるヒューマンエラー防止への貢献も期待されている。

今後、アズビル金門と東京ガスリキッドHDが同システムの販売および導入に向けたソリューション提供を担当。ライナロジクスは技術パートナーとして、両社と協力しながら同システムの改良および供給サポートを行う。

|↑一覧に戻る|