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シーネット、IoT資産管理システムを販売開始

2019/03/04

(株)シーネット コネクト サービスは3月4日より、Sigfoxネットワークを利用した資産管理システム「ci.Superior/カゴ車locaTor」の販売を開始した。

物流現場で多く使われるカゴ車やパレット、コンテナ、タンク等の搬送資材は倉庫や店舗間を移動する途中で紛失することが多々あるものの、実態を把握することが難しく、毎年補充のための費用が発生している。同士システムは堅牢で長寿命なIoT端末と、Sigfox(※)ネットワークを利用した低コスト運用が可能で、搬送資材等の位置を把握し、紛失の原因究明、滞留場所の可視化を実現する資産管理用途で開発された。

※Sigfoxは仏シグフォックス社が展開する低消費電力にて広範囲をカバーできるIoT向け通信LPWA(Low Power Wide Area)の技術。日本では京セラコミュニケーションシステム(株)がサービスを展開している。

●IoT端末・サービス概要
カゴ車に位置情報発信のIoT端末を取り付け、稼働状況や滞留状況の監視を行う。導入方法はIoT端末をカゴ車に設置するのみ。事前に設定した拠点外に移動した場合(紛失)や、規定の日数を超えて滞留していた場合(滞留)に、管理者へアラートが通知される。従来は管理不可能だった事象をタイムリーに把握することにより、紛失や滞留が減るだけでなく、作業員の意識向上にも役立つ。

●IoT端末の仕様
サイズ:90x130x25mm
重量:約190g
通信:Sigfox
位置情報:Sigfox Atlas/WiFi/GPS
バッテリー:リチウム乾電池(一次電池)
防塵防滴規格:IP67
動作温度:-10~60℃

●特長
(1)カゴ車の位置を把握
従来のICタグ等を利用した仕組みは管理ポイントを通過するカゴ車をチェックする方法で、管理ポイント外へ移動した場合は管理不可能だったが、同システムはカゴ車がある位置を突きとめる。

(2)低コストで位置情報を自動送信
導入方法はカゴ車にIoT端末を設置するだけで、アクセスポイントやリーダ等の専用機器は不要。IoT端末は自ら位置情報を、Sigfoxネットワーク経由でサーバーへ送信するため、運用も手間いらずで、送信されるデータ量は最小限、通信費用もコンパクトにまとめられる。

(3)堅牢で5年間メンテナンスフリーのIoT端末
IoT端末は過酷な物流現場でも利用できるよう堅牢性を持たせ、充電や電池交換が5年間不要な長寿命設計。Sigfox Atlasでの位置情報が取得できなかった場合のみGPSを起動し長寿命を実現している。

●料金
デバイス:8,900円
プラットフォーム利用料・通信費:380円/月

●詳細URL
https://www.cnet-technology.com/products/kagosha-locator/?nr

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