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ワイズ・ラブ、物品位置管理専用ユニット販売開始

2019/01/17

(株)ワイズ・ラブは1月17日、物品位置管理IoTサービス「Xeye(クロスアイ)」の専用デバイスとして、「Xeye自動測位ユニット」の販売を開始した。

同ユニットは、GPS等の衛星電波およびBLEビーコンの電波を受信するモジュール、Sigfox通信モジュール、省電力加速度センサを搭載したオリジナルの測位ユニット。製造現場や倉庫等で、管理したいモノに同ユニットを取り付けることで、自動的にモノの位置情報を取得、クラウドへデータ送信し、モノの位置を見える化する。モノの位置を見える化することで、あらゆる現場で共通課題となっている「探すムダ」をなくし、業務の効率化を促進する。

●サービス概要
(1)管理したいモノの個体識別情報と自動測位ユニットのIDを予め紐づけておく。

(2)自動測位ユニットに搭載されている加速度センサにより、モノの移動を検出する。

(3)モノが移動して、一定時間静止したタイミングで位置情報を取得し、個体識別情報と紐づけたデータをクラウドへ送信。※屋内の場合は位置に紐づけられたビーコンの電波を受信し、屋外の場合はGPSの電波を受信することで位置を検出する。

(4)クラウドへ送信されたデータはWEBブラウザ上でいつでも確認可能。

(5)WEBブラウザ上では、モノの位置情報のほかに、自動測位ユニットの電池残量、温度、死活監視結果等が表示される。

●製品の特長
(1)GPS受信、ビーコン受信の両方のモジュールを搭載しているため、屋外・屋内でシームレスに位置情報を取得できる。

(2)加速度センサにより、モノが一定時間静止したタイミングでのみ位置情報の取得とデータ送信を行うため、圧倒的な省電力化を図っている。

(3)LPWA通信方式(Sigfox)を採用しているため、広範囲のエリアで活用でき、省電力かつ低価格での運用が可能。

●開発の背景
2017年7月にリリースした物品位置管理IoTサービス「Xeye(クロスアイ)」は、管理対象となるモノにICタグやバーコード等を取り付け、モノを移動する際に作業担当者がスマートデバイスでタグを読み取ることで、位置情報と紐づけてデータを登録する方法で運用してきた。しかし、様々な現場を訪問する中で、「作業担当者がデータを読み取る工程を運用に組み込めない」「現場にスマートデバイスを持ち込めない」「もっと手軽に管理したい」等の要望を受け、同社は人の手を介さずに位置管理ができる自動測位ユニットの開発に着手した。

●製品仕様
型番:XAPU-SHT-100
外形寸法:(W)128mm×(D)74mm×(H)20mm
重量:122gケース
素材:PC+ABS
動作温度:-10℃〜85℃
電力:リチウム系単3形一次電池2本
通信方式:Sigfox

●今後の展開
2019年2月より、トラックメーカーや建設機械メーカー等で、順次本格運用を開始。今後、自動測位ユニットの防水・防塵タイプや小型版等のバリエーションを追加していくことで、あらゆる現場へ対応していく。

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