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ECロボ、定期通販用クラウド型物流サービス提供開始

2018/12/17

(株)ECロボは12月17日、各定期通販カートおよびショッピングモール利用者(通販会社)が低コストで利用できるクラウド型通販物流サービス「リピロボ」の提供を開始した。

同社はクラウドWMSで500社以上の実績をもち、従来のWMSはアパレルを中心に機能開発されてきたが、昨今定期通販市場が急速に拡大しているにもかかわらず、その要件を満たすWMSが販売されておらず、定期通販の要件をすべて満たす機能を提供したいと考え、1年間にわたるシステム開発を行い、同サービスの提供を開始した。

●「リピロボ」概要
定期通販専用のクラウドWMSと定期通販の出荷に強い低コストの物流サービスの2つで構成される。顧客の荷主はシステム利用についてはECロボと、物流代行は3PL会社と直接契約する。

この時、3PL会社からリピロボへの紹介料を発生しない。これにより利用者は最低コストでリピロボの利用が可能で、3PL会社も適切な売上を確保できる。

また、独自に発明したSDバッチ処理により伝票出力から出荷までの業務効率を大幅に削減することが可能となり、人手不足の解消に寄与する。

●「リピロボ」の特長
(1)ユーザー(荷主)はLPの品番に対して、同梱施策を自由に設計して利用できる。

(2)コンビニ後払い同梱がクラウド印刷で利用できる(API連係も可能)。

(3)ECロボが独自に発明したSDバッチにより、伝票出力~出荷業務の効率を30%程度向上する(同社比)。

(4)ユーザー(荷主)は倉庫の出荷ステータス、返品ステータス、入荷ステータス、在庫アラート、配送ステータス等がダッシュボードでリアルタイムに確認できる。

(5)ユーザー(荷主)は多店舗一元の受注処理機能が利用できる。

●今後の展開
現状、「リピロボ」は受注管理機能とWMS機能を有しているが、今後はCS機能を追加する計画で、受注からCS業務までの一元管理が可能となる予定。

ECロボは初年度400社へのリピロボ提供を目指す。また、提携倉庫は現在6社あり、2019年3月末には一流倉庫を厳選して20社程度に増やす計画。

オープンキャンペーンとして、2019年3月末までは現状のWMSシステムからの同梱ルール等のデータコンバートを無償で対応する。

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