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日通総研、IoTでフォークリフトの稼働状況可視化

2018/11/29

(株)日通総合研究所と(株)ゼンリンデータコムは11月29日、日通総研が持つ倉庫作業の計測サービス「ろじたん」とゼンリンデータコムの持つ「屋内動態管理ソリューション」を組み合わせて、倉庫・工場内でのフォークリフトの稼働状況を可視化・ フォークリフトの台数を算出するサービス「ろじたんフォーク」を開発したと発表した。12 月より同サー ビスの提供を開始する。

「ろじたんフォーク」はフォークリフトと倉庫・工場内の壁・柱・天井等にビーコンおよびセンサを設置し、搭乗・積載・位置データの計測・収集を行う。今回、日通総研が開発したセンサおよびシステムにより搭乗、積載情報とその位置を、フォークリスト作業者による入力を必要とせず、自動で計測・収集することが可能となった。ゼンリンデータコムの屋内測位の独自技術を組み合わせ、フォークリフト動線などの情報を取り込むことにより、これまでにない簡単で安価なフォークリフトの稼働状況の可視化と必要台数の算出を実現することに成功。倉庫内作業計測サービス「ろじたん」で蓄積したノウハウをもとに、日通総研の物流コンサルタントが「事前準備」、「設置・計測」、「データ集計・分析・定型レポート作成」をワンパッケージにして提供するため、顧客にとって導入時、計測時でも負担の少ないサービスとなっている。

●「ろじたんフォーク」の特長
(1)導入がかんたん
受信機などの高価な器具の取り付けは一切不要。ビーコンとセンサを設置するだけで搭乗状況、積載状況、作業動線等のデータを取得可能。また、設置は日通総研のコンサルタントが実施する。

(2)IoT技術を用いた計測
日通総研が開発したIoTセンサとシステムにより、フォークリフト作業者の搭乗情報、積載情報、位置情報を、作業員による入力不要で自動で計測。フォークリフト作業者は作業開始前にアプリを立ち上げ、終了後にデータ送信するだけ。庫内作業中のスマホ入力も不要で簡単・安全。また、ゼンリンデータコムの屋内測位の独自技術を組み合わせ、フォークリフト動線等の情報も取り込み、取得データの精度をアップさせる。

(3)「ろじたん」サービスで培われた技術的信頼性
倉庫内作業の計測で250拠点以上に利用された「ろじたん」の技術、ノウハウ、実績をベー スとして開発したサービス。

(4)低コスト
すべての機材をレンタルで貸出するため、低コストで提供が可能。

(5)豊富な物流コンサルティング・ノウハウ
年間200案件以上をこなす日通総研の物流改善のノウハウを活用して分析を行い、フォークリフトの適正台数と改善の助言を定型レポートで提供する。

●ホームページ:https://www.logitan.jp/fork

●標準価格:120万円(フォークリフト10台、倉庫広さ:約1,500平方メートル)※台数や倉庫の広さに合わせて別途見積もり

●サービスの流れ

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