2018/10/26

国土交通省は10月26日、日本郵便(株)のドローンによる福島県小高郵便局～浪江郵便局間約9kmの荷物配送（目視外補助者無し飛行）に向けた飛行申請を同日付で承認した。

ドローン等の無人航空機は官民協議会でとりまとめられた「空の産業革命に向けたロードマップ」に沿い、今年中を目途に離島や山間部等での無人航空機による荷物配送の実現を目指し官民一体となって取り組んでいる。

航空局では今年9月に航空法に基づく飛行の許可承認の審査要領を改正し、無人航空機が目視外飛行（※1）を補助者無しで行うために必要な機体性能や飛行経路下の安全対策等の要件を定めた。

（※1）操縦者が機体を視認できない範囲を飛行させること。この場合は原則として、飛行経路下に補助者を配置し、周辺への第3者の立入りや機体の状態等を監視させることが必要。今年9月の審査要領改正により補助者無しで行うための要件を明確化。

なお、今後本番環境で最終的な試験飛行を行い、その結果を踏まえて運航が行われる予定。

●承認の概要

運航者：日本郵便(株)

飛行経路：福島県南相馬市 小高郵便局～双葉郡浪江町 浪江郵便局（約9km）

飛行日時：平成30年10月29日から1年間

使用機材：(株)自律制御システム研究所製ACSL-PF1

●日本郵便(株)目視外補助者無し飛行の詳細