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OKIとヤマトシステム開発、IT機器LCMサービス分野で販売提携

2013/01/09

1月8日、沖電気工業(株)(以下OKI)とヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発(株)(以下YSD)は、パソコン、プリンタ、スマートフォンなどのIT機器のライフサイクルマネジメント(LCM)(注1)サービス分野で販売提携することに合意したと発表した。業務で使用する各種端末のLCMまで含めたクラウドサービス「EXaaS(エクサース)」を提供しているOKIと業務用パソコンの調達・配送設置から修理、廃棄までを代行する「PCライフサイクルサービス」を提供しているYSDが協業し、IT機器の管理負担を減らしたい企業に対して、2013年1月より両社がそれぞれのLCMサービスを組み合わせて、顧客に最適なサービスをワンストップで提供していく。

1.背景
最近、PCをはじめとしたIT機器のLCMサービスが注目されており、資産管理業務の効率化・省力化や管理コストの削減に有効な手法として利用が広がっている。また、管理対象の機器としてスマートフォンやオフライン機器など管理対象機器の種類が増えており、多様な機器の管理業務の負荷軽減が課題だ。さらに、IT機器だけではなくソフトウェアの管理もコンプライアンス上重要であり、管理業務に合ったLCMサービスが求められている。一方で、これらのユーザーニーズにトータルで対応できるLCMサービスは少ないのが現状で、ユーザーは、必要な機能の提供を複数のベンダーから受けざるを得ない状況だった。

2.販売提携の概要
OKIは2010年より端末の運用・保守まで含むクラウドサービス「EXaaS」を開始し、2011年よりオフィスIT機器向けのクラウドサービスブランドとし「EXaaS SmartWorkspace(エクサース スマートワークスペース)」を展開している。サービス内容は、パソコンのLCMにおける運用・管理業務をOKIが代行する「EXaaS PC-LCM サービス」やプリンタを対象にした同様のサービスである「EXaaS プリンタLCMサービス」、企業のIT資産管理を行うマルチデバイス管理サービス「EXaaS ISM」などを提供。

YSDは業務用パソコンの調達から修理、廃棄までを代行する「PCライフサイクルサービス」を2009年から提供しており、このサービスにあわせ、機器の情報を一元管理しWebで確認できる「PCLC-WEB」を2012年2月より提供している。「PCLC-WEB」はIT資産に関連する各種申請、承認が行えるワークフロー機能を備えており、またオフライン機器の管理もできるなど、LCMサービスの適用対象が広いことが特長。

今回の販売提携により、パソコンやプリンタなどのIT機器の調達、管理業務の代行、全国250拠点、24時間365日の保守に強みをもつOKIと足回りの良さとシステム運用のノウハウを持つYSDが、両社の強みを活かしたワンストップのLCMサービスを提供する。これにより、本サービスを導入する顧客は、短期間で必要なときに必要な分だけ、初期導入費用を抑えて、IT機器の利用環境を整えることができ、運用時には煩雑なIT資産の管理負担から開放される。

3.今後の予定
ネットワークに接続されたIT資産情報の自動収集やスマートフォンやタブレットなどの端末管理(MDM)を行うOKIの「EXaaS ISM」とオフライン機器の資産管理が行えるYSDの「PCLC-WEB」を連携させた製品を開発し、両社より2013年2月にクラウドサービスとして提供を開始する予定だ。本サービスは、IT機器の設置申請や資産情報の管理、スマートデバイスの資産管理を行う。クラウドサービスのため、導入が容易であり、個人所有のスマートデバイスの利用(BYOD)(注2)における、企業の経費削減が期待できる。

OKIとYSDは今後、サービス対象となるIT機器の範囲を拡大し、LCMサービスのメニューをさらに拡充していく。

注1 LCM(Life Cycle Management)とは、パソコンなどをはじめとしたIT資産の調達・導入から資産管理や廃棄までを一貫して管理すること。

注2 BYOD(Bring Your Own Device)とは、私物の端末機器を職場に持ち込み、業務に利用すること。

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