2017/07/31

(株)シーアールイー(CRE)は7月31日、物流倉庫の賃貸事業(倉庫マスターリース事業)を行う企業4社と共同で、(一社)日本倉庫マスターリース協会を設立することを発表した。

わが国の物流倉庫におけるマスターリース事業は、ノンアセット型3PL市場の成長、BtoC市場の拡大に伴うラストワンマイル拠点の再構築等を背景に、重要性が高まる一方、倉庫マスターリース市場には業界団体が存在せず、事業者間の連絡協調不足、当業界全体の透明性と知名度の低さ、といった諸問題が生じていた。

そうした諸問題解決を図るとともに、業界全体の健全な発展を企図し、倉庫マスターリース事業者4社が共同で業界団体を設立することに合意したもの。設立時における当該新団体の運営するマスターリース物件数は約2,300棟。

当該新団体は(1)協会会員間の横の連携を密にすることでの適正な運営と持続的発展、(2)産業政策や税制改正等の検討に必要な情報の配信、(3)業界統計の作成や広報活動を通じた当業界の透明性と知名度の向上、を目的に活動する。今後も順次新協会員の加入を募り、業界全体の発展に貢献していく。

●業界団体の概要

(1)名称：一般社団法人日本倉庫マスターリース協会

(2)所在地：東京都港区虎ノ門二丁目10番1号

(3)理事：代表理事・近藤正昭(㈱シーアールイー取締役副社長)、理事・澤田耕一郎(浦和中央倉庫㈱代表取締役)、理事・樋高康裕(㈱ロジコム取締役)、理事・三田佳美(サン都市建物㈱代表取締役)、理事・鈴木裕司(㈱拓洋代表取締役)

(4)設立年月日：平成29年8月1日

(5)主な業務内容：倉庫マスターリース業に関する調査及び研究、倉庫マスターリース業に関する情報の収集、整備及び頒布、倉庫マスターリース業に関する情報システムの開発等

(6)決算期：7月31日