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物流連、新会長にJR貨物の田村修二氏が就任へ

2017/05/19

(一社)日本物流団体連合会は5月19日、次期会長に日本貨物鉄道株式会社の代表取締役社長の田村修二氏が就任すると発表した。6月30日開催の平成29年度定時総会終了時に就任する予定。

会長交代に際し、以下の工藤泰三会長談話が発表された。

平成27年6月の会長就任以来、世の中における「物流」への注目度は大きく変わってきた。会長として一貫して発信してきたのは「物流の生産性向上」で、「労働力不足」問題はすべての産業に共通する課題で、物流連が主催する「モーダルシフト優良事業者表彰」、「物流環境大賞」といった取り組みが少しでも役に立てばと考える。

「物流」の機能は益々重要性を増すこと論を俟たず、多様化する社会における物流業界の責務は大きい。新体制に移行する本連合会への温かいご支援を引き続きよろしくお願い申し上げる。

また、会長就任に関する田村修二新会長挨拶も発表された。

前任の工藤会長の後任として、蓄積された物流連としてのノウハウ、経験を継承の上で、今後対処すべき課題等を見据え、諸問題に取り組んでいきたい。

具体的には、基本的な課題として「物流を等身大で見ていただく」ため、日々の国民生活の基盤を支えている物流機能の重要性を、より多くの方々に認識していただくこと。次に、社会インフラとしての物流業界の機能を更に強化していきたい。

一方で、物流事業者の海外展開を後押しする活動にもさらに注力していく。また昨年末に批准された「パリ協定」における日本の責務を勘案し、環境に配慮した物流システムの構築を奨励していく活動を継続していきたい。皆様の絶大なる協力をお願いします。

●物流連次期会長に就任予定の田村修二氏

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