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ダイフクが新中計を発表、空港向け事業を新コア事業に確立

2017/02/13

(株)ダイフクが2月10日、同社グループにおける2017年度(2018年3月期)から2020年度(2021年3月期)までの4カ年中期経営計画「Value Innovation 2020」を発表した。

計画最終年度(2021年3月期)の経営目標は、2017年3月期売上高(予想)の3,200億円を1,000億円上回る4,200億円、営業利益率は8.0%と設定した。

重点施策としては、まずスマート・ロジスティクスの提供を掲げ、IoT(モノのインターネット)・AI(人工知能) などの先端技術の取り込みにより物流の「見える化・最適化」を実現し、顧客が求める価値と競争優位を実現するソリューションを提供するとした。

また、空港向け事業を「第4のコア事業」として確立。手荷物だけでなく旅客も含めたソフトウエア領域を強化し、3つのコア事業(一般製造業・流通業向け、エレクトロニクス業界向け、自動車業界向け)に次ぐ収益の柱として確立させる。地域戦略としては、ローカル化とグローバル化の最適バランスを追求し、世界各地域に密着したローカル経営を推進するとともに、グループ全体でイノベーションを加速させ、グローバル成長に即した最適なコーポレートガバナンスを構築する考え。

資本政策的には、ROE(株主資本利益率)10%以上の安定維持を主に純利益増加により目指すとともに、株主還元方針を連結配当性向30%とするほか、同社グループの将来性に鑑み、さらなる成長投資による企業価値向上を柱する方針だ。

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