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ヨコレイ、平成28年度決算期説明会を開催

2016/11/30

横浜冷凍(株)(ヨコレイ)は11月30日、平成28年9月期(第69期)決算説明会プログラムについて記者会見を開いた。会見には代表取締役社長の西山敏彦氏、常務取締役の岩淵文雄氏、常務取締役の井上祐司氏、取締役管理本部長の花澤幹夫氏が出席。アナリスト・機関投資家向け決算説明会の映像を上映した後、西山社長による概略の解説と質疑が行われた。

連結損益計算書によると、2016年09期は売上高:1,486億900万円(2015年09期:1,547億6,700万円)、で2015年11月公表の業績予想1,600億円に対し達成率は92.9%。営業利益は51億6,900万円(同:38億7,400万円)、同業績予測50億円に対し達成率は103.4%。経常利益は53億4,200万円(同:40億3,900万円)、同業績予測50億円に対し達成率は106.8%。結果として親会社株主に帰属する当期純利益は29億3,200万円で、前年同期比4億1,400万円(増減率16.5%)増額となった。

トピックスとしては、設備投資面では、幸手物流センター(埼玉)の着工、十勝第三物流センター(北海道)の竣工、十勝ソーティングスポット(北海道)の建設、をはじめとして、弛まぬ設備投資による持続的成長の実現を謳い、海外展開面では、ノルウェーのサーモン事業において垂直統合モデルを構築するなどの成果について報告。

連結損益決算書では、売上高は食品販売事業の畜産品取扱量減少などにより減収したものの、冷蔵倉庫・食品販売両事業の利益率向上などの施策によって増益を実現し、営業利益(51億6,900万円)、経常利益(53億4,200万円)共に過去最高となったこと、また、セグメント別の概要としては、冷蔵倉庫事業は増収増益、食品販売事業は減収増益であると述べた。

なお、同社は第五次中期経営計画である3か年計画の最終年度キャッチフレーズを「FlapTheWings2017」とし、これまで築いた事業モデルの礎をベースにさらなる質の向上と安定的な成長を目指す。連結ベースの定量目標として、売上高を昨年に上方修正し1,650億円、営業利益57億円を掲げ、現状での進捗率も90%を超えていると明らかにした。

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