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佐川急便、24時間修理対応可能「家電リペアセンター」を開設

2013/05/15

SGホールディングスグループの佐川急便(株)は、「リバース・ソリューション(リコール・自主回収をはじめとする回収業務をサポート。宅配、コールセンター、検品・保管、返金業務や回収用資材等の提供、状況によってはコンサルティングも含め、SGホールディングスグループの機能を顧客のニーズに応じて提供する)」のサービス拡充に向け、主に家電通販事業者などを対象に「家電修理サービス(修理品の回収、修理、完了品配送までを、全て同社が提供するサービス)」の、24時間修理対応を可能とした「家電リペアセンター」を、5月1日より佐川東京ロジスティクスセンター(東京都江東区)に開設したことを発表した。

2013年4月に施行された小型家電リサイクル法により、一般消費者は小型家電類を廃棄せず、修理して使い続けるケースが増加し、家電修理サービスへの需要拡大が見込まれている。サービスをご利用いただく家電通販事業者においては、アフターサービスの強化や修理完了品の配送リードタイムを短縮することが課題となっており、同社にも強い期待が寄せられていた。

そのような背景のもと、同社は中継センター機能(荷物を方面別発送する際、集約することで輸送の効率化を図るための機能をもつ仕分センター)をもつSTLC内に「家電リペアセンター」を開設することで、業界最速のリードタイムを実現し、関東エリアなら依頼を受けた修理品を完了後最短で翌日に届ける(修理箇所及びメーカーによっては、翌日配達できない製品もある)。

物流業界最速のリードタイムは、以下の2点で実現した。

1. 家電の修理拠点「家電リペアセンター」が24時間対応可能(※24時間対応可能は物流業界初となる)
2. 修理依頼への対応 ⇒ 修理 ⇒ 修理完了品配送を含む全てのサービスを同社で一括提供

修理サービス対象品はパソコンから開始し、順次拡大を図る予定。

また、一般消費者から直接申し込み可能なフリーダイヤルを開設し、保証書を紛失した家電、購入元が不明な家電も修理受付可能。

同社では家電修理サービスを通じて3R(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の頭文字を取った言葉)を実現、環境対応と宅配事業の融合により資源の有効活用を推進する。また、引き続き「リバース・ソリューション」のサービスラインアップを拡充し、事業者の業務効率化や一般消費者の利便性向上を図っていくという。

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