[最新ニュース] 経営/政策

オイシックス、三越伊勢丹と業務提携

2013/05/14

オイシックス(株)(本社:東京都品川区)と、(株)三越伊勢丹ホールディングス(本社:東京都新宿区)は、相互の宅配事業の連携を通じて、両事業の拡大発展を目指すことで合意したと発表した。

三越伊勢丹ホールディングスは、100%子会社である(株)三越伊勢丹通信販売が運営する会員制食品宅配サービス「三越伊勢丹エムアイデリ」を、グループ内で食品事業を営む(株)三越伊勢丹フードサービスに事業移管する。

その上で、本年10月を目途に、相互に商品供給を行うことにより、より顧客に満足いただける商品・サービスを提供し、事業拡大を目指すこと、それに併せて「三越伊勢丹エムアイデリ」がオイシックスの宅配システム、物流センターを活用する。

また、今後、両社でプロジェクトチームをつくり、宅配事業以外にも提携可能性について検討していくという。

三越伊勢丹ホールディングスは、日本最大規模の百貨店の優良顧客を抱えることを強みとし、グループ顧客との接点拡大の一環として食品宅配事業を推進している。今回、宅配事業での提携を行うことで、三越伊勢丹フードサービスは、オイシックスの宅配システムや物流センターの活用に加え、オイシックス独自の開発商品などの導入を通じ、三越伊勢丹エムアイデリの事業拡大を目指す。

オイシックスは、「より多くの方の豊かな食生活の実現」のため、食品宅配で収益を出せる仕組み(物流、システム、商品など)を構築している。オイシックスは今回の提携により、物流センターの受託による売上、利益の確保や、商品の共通化による流通総額の拡大により成長スピードを加速させる。取組み開始時期は本年10月頃を予定している。

オイシックスは、業績の拡大に伴い、2012年度にデジタルピッキングシステムを導入した新しい物流センター(Oisixステーション)へ移転を行った。Oisixステーションは、 3温度帯(常温、冷蔵、冷凍)対応の約2,000坪の物流倉庫で、1出荷あたり約15品目のピッキングに対応した運営を自社で行っている。

なお、物流センターの受託については、2011年1月よりサービスを開始したリクルートとオイシックスによる合弁会社の食品通販モール「ごちまる」の商品配送を請け負っている。

|↑一覧に戻る|