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物流連、トラック幹線輸送の手荷役実態調査で最終報告

2016/08/17

(一社)日本物流団体連合会は8月10日、物流業が直面する人手不足問題への取り組みの一環として、「トラック幹線輸送における手荷役の実態アンケート調査」の最終報告書をとりまとめた。

少子高齢化、人口減少社会を迎え、これに起因する人手不足の影響は広く社会経済に及
び、その歪みが様々な形で現れ始めている。物流業においても、「トラックの運転手不足」問題は、繁忙期を中心に社会問題として大きく報じられる事案の一つとなってきている。このような現状を踏まえ、物流連では、平成27年7月に経営効率化委員会の傘下に「ユニットロードシステム検討小委員会」を設置し、物流業界、とりわけトラック幹線輸送における人手不足への具体的な対応策の一つとして“ユニットロードシステム”活用の検討を継続してきた。

今回、その成果として「トラック幹線輸送における手荷役の実態アンケート調査」の最終報告書をとりまとめたもので、今年4月に公表した中間報告で示されたアンケート結果の詳細に加え、さらに(1)他の類似調査との比較検証、(2)荷主、荷主業界団体へのヒアリング、(3)提言にかえて(物流の真の効率化のために)といった章を新たに追加。トラック運転手の手荷役実態に関するアンケート調査結果をふまえ、幅広い観点からより多面的な考察を加えた内容となっている。

物流連では、同報告書が国交省・厚労省主導で進められている協議会(『トラック輸送における取引環境・労働時間改善協議会』)等において、有用な資料として活用されることを期待している。


●トラック幹線輸送における手荷役の実態アンケート調査 「最終報告書」
http://www.butsuryu.or.jp/images/teniyakusaishuuhoukoku.pdf

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