[最新ニュース] 経営/政策

JR貨物、女性活躍推進法に基づく行動計画を策定

2016/08/02

日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)は8月2日、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」の規定に基づき、行動計画を策定、発表した。

これは国内人口減少の時代を迎え、ベテラン社員の大量退職、若年社員の減少等働き手の確保が喫緊の課題となる中、男性社員とともに女性社員がその能力を高めつつ継続して活躍できる雇用環境を整備するための計画。

同社は直面する課題として、正社員採用における女性の応募者が少なく女性正社員が少ないこと、女性正社員の勤続年数が男性正社員に比べ低いこと、管理職に占める女性割合が低いこと等を掲げ、下記のように目標と取り組みを策定した。

目標1:正社員採用者に占める女性割合を3%以上とする
<取り組み内容>
(1)平成29年4月~求職者に対する積極的な広報の実施
・学校(大学、高専、高校等)と連携した学生に対する働きかけ
・ホームページ等における社内で活躍する女性の積極的な紹介
・対象を女性に限定した説明会の実施等
(2)平成30年4月~職場環境の改善
・特に現業機関における更衣室等の整備を進め、女性社員を受け入れ可能な職場を拡大
目標2:女性正社員の離職率を男性並み(2%以内)とする
<取り組み内容>
(1)平成29年4月~育児・介護に関連する諸制度・手続きの整備及び周知、利用促進
・法改正に適宜対応した社内規程や案内資料の整備等
(2)平成29年4月~入社後のキャリア形成をフォローする体制作り
・女性正社員を対象とした研修の実施等
(3)平成31年4月~子育て等に際して柔軟な働き方の選択肢を増やす検討
目標3:管理職に占める女性の人数を5人以上(平成28年度比2.5倍以上)とする
<取り組み内容>
(1)平成29年4月~女性正社員のモデルキャリアパスの策定とそれに基づいた一人一人の育成
(2)平成29年4月~入社後のキャリア形成をフォローする体制作り
・特に管理職手前の女性社員を対象としたキャリア意識の醸成、管理職養成等を目的とした研修の実施
(3)平成30年4月~管理職に対するワーク・ライフ・バランスや女性活躍推進に関する意識啓発
・新任管理者研修における講義の実施等

|↑一覧に戻る|