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アルフレッサ ファーマ、第一三共プロファーマ秋田工場を譲受け

2014/07/31

アルフレッサ ホールディングス(株)は、同社の完全子会社であるアルフレッサ ファーマ(株)(本社:大阪市)が第一三共(株)(本社:東京都中央区)との間で、第一三共の完全子会社である第一三共プロファーマ(株)(本社:東京都中央区)の秋田工場の譲受けに関して基本合意したことを発表した。

同社グループは「13-15 中期経営計画 変革への挑戦 ~次なる 頂(いただき)を目指して~」において、ヘルスケアコンソーシアムの実現に向けた重点方針として、医薬品等製造事業の規模拡大と収益基盤の強化を掲げている。

そうした中、同社グループで、医薬品、診断薬、医療機器、医薬品原材料等の製造・輸出入・販売を行うアルフレッサ ファーマは、第一三共プロファーマの秋田工場を譲り受けることとなった。第一三共グループで、医療用医薬品、一般用医薬品の製造を行う第一三共プロファーマの秋田工場は、GMP基準に適合した高度な製造および品質管理体制のもと、約30年にわたり医薬品原薬(API)を生産してきた。今回の工場の譲受けにより、アルフレッサ ファーマは、同社の岡山製薬工場で製造する医薬品の原薬の製造拠点として秋田工場を活用することや、アルフレッサ ファーマの原薬の輸入販売事業とのシナジー効果の創出を図ることにより、医薬品等製造事業の基盤を一層強化するという。また、秋田工場の高い技術力と生産能力を有効活用して、将来的に第一三共以外の新規受託の獲得を推進することにより、さらなる製造事業の規模拡大と収益基盤の強化を図っていくとしている。

なおアルフレッサ ファーマと第一三共は、今回の基本合意に基づき引き続き協議を進め、工場譲受けに関して、平成26年11月を目処に最終契約を締結する予定だ。

<第一三共プロファーマ(株)秋田工場の概要>
所在地:秋田県秋田市向浜一丁目10番1号
面積:26万平方メートル
操業開始:昭和56年4月
工場長:佐藤達哉
従業員数:約100名(平成26年4月時点)
生産能力:約300トン/年
主な生産品目:医療用医薬品の原薬(API)

<工場譲受けの概要>
(1)工場譲受けの方法
第一三共が、完全子会社として設立する株式会社(名称未定。以下、秋田新会社)に、第一三共プロファーマの秋田工場に係る事業を承継し、平成27年4月に秋田新会社の全株式をアルフレッサ ファーマが譲り受ける予定。秋田工場で製造を受託している品目は、株式譲受け後も引き続き秋田新会社にて製造受託を継続し、安定的に製品を供給する予定。
(2)工場譲受けの日程
最終契約書締結:平成26年11月(予定)
会社分割、株式譲受けの効力発生日:平成27年4月(予定)

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