日本パレットレンタル㈱(JPR)は5月11日、2025年度に利用企業に供給したレンタルパレットの枚数が、前年度比4.7%増の約5,557万枚となり、2024年度の過去最高供給枚数を更新したと発表した。

改正物流効率化法の施行を背景に、JPRレンタルパレットによるパレット輸送を導入し、自社製品の輸送に必要なトラックの確保を安定化させようという企業の動きが継続している。

JPR千葉白井デポ

画像:JPR千葉白井デポ

●レンタルパレット供給枚数の推移

JPRレンタルパレット年間供給枚数(単位:万枚)

増加率は2020年度以降の平均が2.9%(※)であるのに対して、2025年度は前年度比4.7%増を示している。JPRレンタルパレットが利用されている主な業界は、加工食品・日用品業界で、農産物、冷凍食品、菓子等、新たな業界でも利用が拡大している。

※2020年度から2025年度までの6年間におけるレンタルパレット供給枚数の年平均成長率(CAGR)

●背景分析
トラックドライバー不足が深刻化するなか、政府は改正物流効率化法の施行によって、手荷役による荷物の積み降ろしや荷待ちを解消し、トラックドライバーの負担を軽減するよう企業に促している。物流業界の実務においては、すでに手荷役や長時間の荷待ちを伴う荷主を運送会社が敬遠するケースが増えており、自社商品の輸送に必要な車両の確保に苦慮する企業が見られるようになっている。そうした状況を受け、パレット輸送を新たに導入する企業や業界が増えていることが、レンタルパレット供給枚数の増加につながっているとJPRでは分析している。