(一社)日本物流団体連合会(物流連)は4月7日、東京都千代田区の法曹会館で第28回「物流連懇談会」を開催した。同懇談会は物流業界の幅広い会員の参加を得て、会員への情報提供、会員相互の情報交換・交流のために行われているもの。

今回は、鈴与㈱ 代表取締役会長の鈴木与平氏から「『地方創生とリージョナル航空』FDAの取り組み」と題する講演が行われ、会員企業の代表者や幹部など70名が参加した。参加者間の懇談が行われた後、長澤物流連会長から挨拶があり、講演が始まった。

講演では、鈴木会長が自己紹介した後、動画による鈴与グループの概要について説明した。
次に、FDA(㈱フジドリームエアラインズ)の創業に至る経緯や事業展開について、地方創生と日本の交通ネットワーク、地域間交流とリージョナル航空、FDAの企業理念と事業方針、地方空港の現状の4つの観点から、それぞれ詳細に説明した。
まず地方創生と日本の交通ネットワークでは、地方創生の成り立ちについて説明し、東京一極集中および東京と地域の交通所要時間や特に文化的な格差是正といった課題を挙げた。地域間交流とリージョナル航空では、地方の定住人口を増やすためには交流人口の増加が必要であり、交流人口増加のための2つ課題、インバウンドの活用と地域の交流の活性化について触れらた。リージョナル航空の使命については、そうした課題解決のための大きなファクターであり、地方と地方をダイレクトに結ぶことが地方の自立につながると説明した。続いて、FDAの企業理念と事業方針では、「地参地翔へ」のフレーズが示され、事業所や支える人々、路線網、安全運航体制の確立、整備拠点、使用機材の特徴等の紹介があり、同社の特色として、大手と同様な手厚いサービスおよびチャーター便事業について説明した。FDAが繋ぐ「地域と地域の交流」についても、多くの事例紹介があり、チャーター便事業の取り組みについて詳細に説明した。最後に地方空港の現状として、赤字に苦しむ空港が多い中で地域に必要な交通インフラとしてどう維持していくか、そのサポートをされている状況についても言及し、約1時間に及んだ講演を終えた。
講演後の質問についても、鈴木会長は詳細かつ丁寧に回答し、盛況のうちに物流連懇談会を終えた。


